ドラマと紅茶

ご覧頂きありがとうございます!映画と海外ドラマの簡単な感想と日々の出来事について少し 流行りには疎いです

映画「ディープ・インパクト」感想 生死を分ける線引きとは?

 「アルマゲドン」を書いたのでよく比較されるこちらも書くことにしました。

1998年に公開されたミミ・レダー監督のこちらは隕石ではなく彗星が地球に

衝突するよ、さぁどうする?という映画。

実はこの手の映画は以前にも書いた「アルマゲドン」もあるし「インディペンデンス・

デイ」も似たような話ではあるので観る気はしなかったのだけれど、当時ご主人の

仕事の関係でアメリカに住んでいた友人から「この間これを映画館で観たんだけど

当たり前だけど日本語字幕がないからよく分からない部分もあって、日本で公開

されたら自分の理解で合っているか確認して欲しい」とストーリーの全文が書かれた

メールが送られてきたので「おいおい、ネタバレしてないかい?」と思いながら

確認のために観たのですが、「大丈夫、合ってたよー!」と返信しました。

はい、思いっきりネタバレ全開でした(笑)

ということで今回も有名な映画ですし、ストーリーに触れないと書けない感想なので

ネタバレありです!

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早速ですがあらすじは省き、いきなり感想から入りますが、タイトルにも書いちゃい

ましたけど、私がこの映画を観て何か釈然としなかったのがここだったんですよね。

アメリカの人口が約3億2千万超に対して国が建設していたシェルターというか地下

都市のような避難所の収容人数が約100万人ってもう宝くじに当たるのと同じ確率

くらいの人しか生き延びることが出来ないって、とりあえずその時の要人や有識者

簡単に言えばお偉いさんにはその避難所に入れる特権が与えられて、他は50歳以下で

抽選みたいになるんだけど、これ高齢化している日本に当てはめたらほぼ「諦めて

下さい」状態ですよね?いや、それでも先の長い若い人から避難所へとういうのなら

私は素直に譲ります。でもよく耳にする「上級国民」だとか「忖度」が当たり前の

ようにある現代の日本(日本の人口は約1億2千万超ですが)で100万人のキャパのうち、

そういったお上の事情で犠牲になる若者が増えるのだとしたら、そんな避難所が

本当に必要?と思ってしまいます。

 

人類の危機の事情は異なりますが、世紀末的な世界のTWDのような世界を観ていても

例えばそれが50人や100人といった比較的小規模なコミュニティーでさえ、秩序と

倫理は必要だと思いますし、個々を纏める人も当然必要です。なので、経験や見識と

いった観点からも全員が若ければいいとも思ってはおりませんが、高齢の有識者

必要最低限で、彼らのアドバイスを元にあとは若い人たちで新しい社会を作っていけば

いいと思う私は間違っているのでしょうか?

かと言って、世の中にには様々な人がいるので無作為に誰でもいいかというと一概には

そう思えないケースもありますので難しいのですが、この映画では避難所に入れる

権利を得た50歳以上の人たちはどうやって選ばれたのか、そこに「忖度」はないのか、

こんな非常時に議論する時間なんてないとは思うけれど、タイタニックでもあった

、一部の特権階級の人たちがお金や地位に物言わせてということがないのかが

非常に気になります。建設途中だったとしても避難所を作っていたということは人類の

危機に備えてはいたということなので、そういった事からもある程度基準が出来ていたの

だとしたら、その最終的な生死を分ける基準がどうなっているのかがとても気になり

ます。きっと誰もが賛同できる条件ではないとは思いますがそれでも理由を知った時に

「そうか、そうだよね」と思う条件であって欲しいと願う私です。

 

恐らく、私が勝手に気になっている上記のようなことをストーリーのメインにしたら

映画としては面白くないと思います。クリントイーストウッド監督のような問題提起

の映画でもないですし。人類滅亡の危機のお話ですしね。ただ人類滅亡ではないですが

人の命を選ぶという点で映画「わたしを離さないで」や「私の中のあなた」にも通じる

倫理観の在り方について考えるきっかけにはなるのではないかと思いました。

 

最初は友人の英語力を確認するような話だったのに、何だか難しい話にしてしまった

ので、私の頭の回転も限界に達しそうなので(達しました)この辺にします(笑)

というか、この映画も宇宙飛行士さんの犠牲によって地球の滅亡が避けられたので

避難所に行かなくても高台に登ってたらよかったじゃん?と言いたかっただけ

なんですけどね(笑)

それと、ニュースアンカーだったジェニー(ティア・レオーニ、顔が本当に好みだわ)

が同僚(ERで医師のウィーバー先生を演じてらしたローラ・イネス)に避難権を譲って

仲違いしていたお父さんと共に最後を迎えるところにまた涙していました…

そしてイライジャ・ウッドを見ると小池徹平くんを思い出します。

 

それではまた~(^^)/ 

映画「マイノリティ・リポート」感想 トム・クルーズの映画では一番好き

 トム・クルーズと言えば映画「ミッションインポッシブル」シリーズも

好きなのですが、ストーリーよりアクションばかりが目立っている印象なので

アクションもあるけどストーリーもしっかりある2002年に公開されたこの映画

マイノリティ・リポート」が私は一番好きです。スピルバーグ監督ですし。

別にスピルバーグ監督が好きなわけではありませんが。

因みにこの記事を書こうと思って初めて知ったのですがこの原作、フィリップ・

K・ディックだったんですね!今更~ですが。彼の短編小説の「地図にない町」は

好きでした。映画「ブレード・ランナー」の原作の「電気羊は夢を見るか」は

例によって途中で挫折しました。

 

毎回スタントなしのアクションは本当に凄いと思いますし、映画「マグノリア」では

変なカルトの教祖様を演じていた時はアクション以外でも演技出来るのね!と

思いましたが(決して貶しているつもりはないです)、それでもアクションのない

彼の映画はあまり記憶に残らないのでアクションがある映画の方が好きです。

宇宙戦争だけは除きます)

細かいところは忘れているのでネタバレなしです。

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 ざっくりあらすじは、

プリコグと呼ばれる予知能力を持った三人が犯罪を予知し、その犯罪予知システムに

よって殺人発生を未然に防いでいた。ある日、6年前に息子を誘拐殺害された刑事の

ジョン(トム・クルーズ)は息子を失ったトラウマから仕事に執着し、苦しみを

紛らわせるために薬にも手をだしていたが、ある日プリコグの一人であるアガサから

自分が殺人を犯す予知夢を見させられる。その謎を解明するためにアガサを連れ出し

自分が引き起こすかもしれない事件を防ぐことと何故彼女がそんな予知夢を見たのか

という謎を探るというお話。

 

アガサと言えばサマンサ・モートンさんですが、私が直近で彼女を観たのは

TWDのアルファ役でした。アルファを観た時はさっぱり気が付きませんでした。

メイクのせいもあるかと思いますが、どっちもスキンヘッドなんですけど、やはり

時間は残酷です。お顔がというより、アガサの時は一人で立てるのか?と思う程体が

細かったのに対し、TWDではかなりどっぷりされていたので役作りをされていたのかも

しれませんがあまりの変わりようにすっかりストーリーは忘れてしまいました

けれど、この映画で最も印象深かったシーンはトム・クルーズが犯罪予防局に侵入する

ために闇医者で他人の眼球を移植するシーンは衝撃的でした。手術後にお腹が空いて

冷蔵庫を開けたら蛆がわいているサンドウィッチで「うぇ」となったのと犯罪者を

捜すためのゴキブリというか蜘蛛のような形をした大量のマシンに追われるシーンも

見つからないでと思う反面、とにかく大量のGが動いているように見えたシーンも

気持ち悪くて印象的でした。

 

ストーリーは予想より私には難しく、最後まで読めなかったですし、意外性もあった

のが楽しめたポイントです。彼の映画では他にもオブリビオンだとかオール・ユー・

ニード・イズ・キル等も好きですが、やはりこのマイノリティ・リポートが一番

好きです。

未見の方がいらしたらおススメしておきます♪

因みにバニラ・スカイはオリジナルを観ることをおススメしておきます。

 

アガサ↓(2002年前後のサマンサさん)

能力者”の存在によって、犯罪率が0%になった近未来... 【マイノリティ・リポート】【映画あらすじ紹介】 - YouTube

 

 

TWDのアルファ↓(2018年頃のサマンサさん)

アルファ – ウォーキングデッド登場人物・キャスト紹介

 

それではまた~(^^)/

映画「アルマゲドン」感想 感動した。泣けた。だが笑われた。。。

今回も有名なマイケル・ベイ監督、脚本にJ.J・エイブラムス、製作にジェリー・

ブラッカイマーと豪華な製作陣が手掛け1998年に公開されたSF映画アルマゲドン」の感想です。

それに「泣ける」「感動」する映画のランキングの上位に入ってますしね!

ジェリー・ブラッカイマーさんと言えば私にとってはすっかりドラマ「CSI」シリーズ

の人になっていますが。JJ・エイブラムスさんもとんでもドラマになった「ロスト」と

「パーソン・オブ・インタレスト」のイメージが今となっては強いですが。

 

有名な映画なのでいつもの如くネタバレありで、かつあらすじは省略しますが

少しあらすじの説明をしつつ感想を書いて行こうと思いますので未見で

観ようと思っている方はネタバレ平気だよ、むしろ知ってから観たいという方以外は

ここで読むのを中断して下さいませ。

 

 

実はこの映画はゴッドファーザーに並ぶ私の泣ける映画なのですが、この映画の

感想を言うと夫は「SFは実現される可能性が科学的に根拠があるものだ」と言い張り、

「石油採削工が宇宙飛行士になるなんてありえねー!しかもロマンがない!」と

言って感動して泣いた私を見てを大爆笑したのでそこから宇宙を舞台としたSF映画

対してのコンプレックスに拍車がかかってしまったのである。

だが!「地球に隕石がぶつかることは現実的にあり得ることだし、それを阻止する

ために石油採削工が宇宙飛行士になるってロマンがあるじゃん!宇宙飛行士が石油

採削工になることだってある得るし!今世の中のアルマゲドン好きを敵に回した

よ!」と反論したら「それもそうだな。。。」と笑いながら渋々頷いたので内心

「やったぜ!フッ」と思いましたわ。

 

大体お分かりかと思いますが、やはり最後のパパと娘の別れのシーンで泣きました。

だってパパはパパで「娘を頼んだぞ!」と娘との交際を反対していた自分の部下の

ベン・アフレックに告げ彼を地球に帰還させ、最後の手段で自爆をするところも

もう号泣。しかも人類を地球の滅亡の危機から救ったんですから、彼は。

私からすればここに感動しないなんて「なんて冷たい人なの⁉」と思いましたけど。

 

宇宙に旅立つ前につかの間の休暇をもらえた彼らはそれぞれ家族だったり好きな

人と共に過ごすのですが、ベン・アフレックリブ・タイラーがピクニックをして

動物ビスケットでラブラブするシーンがあるのですが、食べ物で遊ぶな!と思い

ましたが、それを言うと出来ない人の妬みと思われそうだったので黙っていましたが

ちょっとやってみたいと思ったギリギリ若かった私です。。。

 

ブルース・ウィリスを囲む脇役の俳優さん達も個性的な演技でとても魅力がありましたけど。

そこじゃないのかなぁ?

 

とにかく私には泣ける感動する映画でしたが、アカデミー賞にノミネートされたのが

音楽やエアロスミスの主題歌だけだったのはそういうことだったのでしょうか?

レビュー等を見ると私のような意見の方もいれば当然真逆の方もいらっしゃるので

好きとそうでもないがはっきり分かれる映画なのかなと思いました。

 

因みにあの主題歌は好きです。

この曲です↓ いつ観てもスティーヴン・タイラーの口が大きくて実際に

お会いしたら食べられるんじゃないかと思ったりしますが、彼はハンニバルさんでは

ありませんしね。お口が大きい方がボーカルさんには有利みたいですし。


Aerosmith - I Don't Want to Miss a Thing (Official HD Video)

 

それではまた~(^^)/

映画「2001年宇宙の旅」感想 映像は凄いと思うけど正直何だかよく分からいけど機械は怖いというのは分かった

 今回は私は手を出してはいけないと思った、モノ申してはいけないと

思った名作で、アーサー・C・クラークさん原作で、1968年に公開された

あのスタンリー・キューブリック監督の映画「2001年宇宙の旅」の感想です。

有名なのでもちろんネタバレありです。

 

実はこれを記事にすることを大変躊躇していました。その理由として、

キューブリック監督の映画を挙げるといかにも「映画通そう」と思われそうだと

思うのとSF(特に宇宙もの)の映画の話をすることに無知なこともあって

コンプレックスがあるからです。

でも、自分のブログだし、好きでやっていることなので好きに書いてもいいよね?

と思ったので書くことにしました。

 

映画化されていない続編の小説「3001年終局への旅」のお話にも触れますので

これから読むから!何も知りたくない!という方はここでストップして下さい。

 

2001年宇宙の旅 (字幕版)

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 ここからネタバレが入ります。

 

あらすじも有名すぎて書くまでもないと思いますが、一応書きます。

私の言葉で簡単に説明させて頂くと、現実として2001年はすっかり過ぎてしまった

し、現在でも人類は月面には立てても住むことは不可能ですが、この小説が書かれた

時のアーサーさんの予想では2001年には月に人類が居住可能だとされた世界で、

今ではエヴァンゲリオンでもすっかり有名になったモノリス(実態は未だ不明です)

木星に強力な信号を放ったため、それを調べるために宇宙船を飛ばしたら、搭載

していたAI「HAL」が暴走しちゃったよ、乗組員達も宇宙船から締め出されたり

閉じ込められちゃったりしっちゃったよ!おい!というお話です。

 

この映画を観て、一番最初の感想は「あ、カップヌードルのCM」と思った私の年は

またバレバレだけどもういいです(笑)音楽も映像も皆さん一度は目にしているのでは

ないかと思います。実はこの映画を観る前に小説を読もうとしました。というのも

読み始めてすぐ、想像力が乏しすぎる私は文字だけでは「モノリス」なるものが

どんな物体なのか全く想像が出来なかったので早々に読むのを諦めるという経緯が

あったので、あの小説からあの時代に宇宙を描いたキューブリック監督ってとんでも

なく凄い人だと漠然と思いましたし、映像も綺麗だし、宇宙とか宇宙船とかAIという

ものが具体的に絵で分かるようになったのはこの映画のおかげと言っても過言では

ないと思います。ですが、「絵」を理解しても現代のようにまだ人工知能であるAIと

いうものの存在が正直理解出来ていなかったです、私は。さすがにパソコンはあり

ましたが、現在のスマホ(あの可愛らしいSiriちゃんとかですね)のようなものでは

なく、そんなに身近でもなかったので、自ら喋るコンピューターが気持ち悪かった

という印象で、暴走を始めた時は「早くぶっ壊しちゃえ!」と思ったくらいの感想

しかなかったので、熱く語れる感想は持てなかったのです。

 

ですが、HALのおかげ?でその時から「機械は信用してはいけない」と私の中に

すっかり刷り込まれたため、車の免許を取る時もマニュアル車を選び(取得後は

AT車しか運転してませんけど)、スマホもいつ何時予兆もなく壊れるか分からないので

今現在もテレホンカードを持ち歩いています(10円玉を持ってればいいじゃんと思う

かもしれないですが、電子マネー決済も多くなった今、10円玉を多く持ち歩くのも

お財布が無駄に膨らむのも嫌なので)。そして理由は知りませんがSONY信者の夫の

おかげでSONYタイマーというものを知ってからは尚更「機械は信用するな」心に火が

つき、時代と逆行してももういいと最近は振り切れています。そういう意味で私に

とってもある種の大きな影響を与えた映画でもあるのですが、それ以上でもそれ以下

でもありません(笑)

 

いやだって、HALの異常を感じた船長と乗組員の会話を唇の動きから読み取って

殺害したり、生命維持装置は止めちゃうし、船長は宇宙船から締め出しちゃうって

恐怖以外の何物でもないと思わないですか?映像は何だかとってもロマンのある

ような感じがしますけど、スケールは大きいですけど、私にとっては綺麗というより

恐怖の方が強く感じた映画だったので「面白い映画」とか「いい映画」って言われても

私にはそれで済まされる映画とは思えなくて、でもそれを言ったら「何言ってんの?

分かってないなー」と言われそうで言えなかったというのが正直な感想です。

 

はぁ、やっとここで言えました。

 

そして、あの投げ出されたポッドが頭の片隅でずっと気になってはいたのですが、

ある日、ふと「3001年終局への旅」の小説があったので手に取って読み始めたら

意外と読みやすかったので読んでいたら、あのポッドが救出されていて、遺体を

生き返らせるところから始まったのでよく分からないなりに安心して、小説も最後

まで読んだのですが私はとりあえずモノリスについて以外は全部すっきりしたの

ですが、その終わり方に関してはここでは言及しませんがレビュー等を見ると不評の

方が多いです。

 

ということで、もし私と同じような気持ちを感じた方いらしたら教えてください。

いや、それ以外でもよかったら優しく教えてください。

 

それではまた~(^^)/

 

映画「わたしを離さないで」感想 やっぱりこういう話はフィクションがいい

 実はこちらの映画の感想を書こうと思って前回は映画「私の中のあなた」の

感想を書きました。それに比べるとこちらはSFなので全く違うと言えば違いますが、

似てると言えば似ているということと割と前述のお話とセットで話すことが多いので

予め「私の中のあなた」を書いておきました。

 

こちらはカズオ・イシグロ氏がノーベル文学賞を受賞して有名になりましたよね。

その前から有名だったみたいですけど。というのも、私はあまりSFが得意ではなく、

恥ずかしながらこの小説を知るまで存じ上げませんでした、カズオ・イシグロさんを。

ですが彼の小説「日の名残り」の映画は昔に観てました。アンソニー・ホプキンスさん

が主演で老執事の生涯の話で殆ど記憶にありませんが、ハンニバルさんに化けないか

ドキドキしてましたが大丈夫でした。というか途中で寝てしまいました。

 

村上春樹さんの作品も得意ではないのですがノーベル文学賞は受賞して欲しいです。

 

この小説を知ったのは日本でドラマ化されるのもちろん、その前に既にハリウッドで

映画化されていましたし、それ以前より家にありました、この小説。

SF好きの夫がこの小説を購入したらしいのですが、ネットとテレビ以外の活字を

読まないので何故小説を購入したのか謎で(そういう本がたくさんあります、俗に

言うコレクションマニアってやつでしょうか?所有したら満足ってやつ)、その上

タイトルが「わたしを離さないで」となっていたので勝手に恋愛小説?ん?え?と

思って暫く私も放置していましたが、読まないなら処分するよー、てか何?これ?

と聞いたら「知らないの?SFだから、それ」と言われ「はい?」と思って読んだのが

始まりでした。ですが、私、あまり読書はしていませんがその中でもふと気付いた

ことがありまして、やはり原文で読めたら一番良いのでしょうが私には無理なので

翻訳者にもよるんでしょうが、翻訳されていても元が外国語で書かれた文章って

元が日本語の本や小説より何だか読みにくく感じます。私だけかな?

なので得意の途中で放棄をし、数年後にハリウッドで映画化されたのを知ったので

そちらで観ることにしました。

ここから映画の感想になります。ノーベル文学賞を受賞されているので有名だと

思うのでネタバレありで書きます。サスペンスやミステリー、スリラーでもない

ですし、この映画はネタバレありでもあまり差し支えないかなと勝手に判断しました。

何も知りたくない方はここでストップして下さい。

 

小説は2005年に発表、日本語版は2006年に出版され、映画は2010年に公開です。

因みに日本のドラマは2016年に放送されています。

ストーリー以外のことをあまり調べずに観たので、途中までキーラ・ナイトレイ

出てることに気付きませんでした、好きな顔なのに。 

 

ざっくりあらすじは 1970年末から1990年末にかけて、臓器提供のためにクローンを

作ることが許された世界でお金持ちが依頼し作られたクローンたちの一生のお話。

臓器提供が可能になる年齢までは自分がクローンであることは知らず(それらしい

ことは先生の口から彼らへ伝えられているのですがこの時点ではまだ漠然としか捉えて

いなかったと思います)特別な施設で育ち、社会に出てから彼らを待つ運命を彼ら自身

も知ることになり、それで人生を終えるまでの彼らの生涯の物語です。

 

ありきたりな言葉ですが、一言でいうならとても悲しいお話です。クローンとはいえ

自分の宿命に抗わず生きる様は、普段からくだらないことで不満や文句を言ったり

する自分や、クローンを作って長生きしようと自分のエゴを満たすことしか考えない

一部の人たちはなんて我儘な人間なのかと思い知らされると共に、病気になったのは

仕方がないにせよ、とてもデリケートな問題でもあるので何とも言い難いですが

病気も可能な範囲で受け入れて生きるのが人間のなのかも?とも思います。

 

彼らの中には「介護人」という職につくケースもあります。この「介護人」とは

依頼主に臓器提供が必要になった時、当然クローンである彼らを介護する人が必要に

なるのでその彼らの世話をする「介護人」なのですが、そんな介護人の彼らにも

最後の時が来ます。その時に主人公のキャシーが放った台詞にある、

 

「私達の人生は、私達が救った人々の人生と比べてそんなに違うのだろうか(略」

 

この言葉が突き刺さりました。観てる側は早々に彼らが臓器提供のためのクローン

だと分かりますが、彼らの人生を映画を通して見ているとどこにでもいる同じ年代の

若者と何ら変わりません。友人と遊んだり、恋をしたり、喧嘩もしたり。。。

彼らはクローンですが、ただの肉体ではありません。それぞれ性格も意思も個性等

他の人間と変わらないんです、臓器を提供しなければならないということ以外は。

故に寿命が100歳と言われる人間より極端に短い寿命以外は。

成長していく過程で自分が何のために存在するのかを知り、それを受け入れて

生きていく、人生を全うする純粋でもある彼らが悲しすぎます。

クローンと人間と何が違うのか、現代の科学でも遺伝子が同じな以上明確な区別は

不可能ですよね?間違っていたら優しく教えてください。

だから現代でもクローンを作る技術はあっても作ることを禁じられているんですよね?

(一部そういった倫理的な部分や決め事を無視して作った例もあるみたいですが)

 

これは冒頭でも述べたあくまでも「SF」なのでこの話はこれでいいと思えるし、

今後どうなるか分からないクローン技術について考えるきっかけにもなる映画

だと思いました。この映画に出てくるクローンの彼らがとても純粋なので(そう

教育されていたとしても)悲しいと思うのかもしれませんが。もしこのクローン達が

生意気で憎たらしくて犯罪を犯すような存在だったら「どうぞどうぞ」と思うのか

も分かりませんが。

SFでありながらヒューマンドラマでもあると思うので未見で興味を持たれた方が

いらしたら是非ご覧になってみて下さい♪

 

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 現在映画の方はU-NEXT(観放題)、dtv、Amazonプライム(有料)で

配信されています。

Amazonプライムさんのリンクです↓ 

 Amazon.co.jp: わたしを離さないで (字幕版)を観る | Prime Video

 

日本のドラマも当時はリアタイで観ていましたが、日本版にアレンジはされていますが

概ねストーリーはそんなに違いはないと思います。若干そんな部分あったっけ?と

思ったところもありましたが、大筋は映画と変わっていなかったと思います。

個人的には映画の雰囲気の方が好きです。

小説の原題が「Never let me go」なので映画の方がタイトルの意味も含めて

しっくりくる気がします。

日本のドラマでもこのタイトルについてはしっかり描かれていたと思います

(「わたしを離さないで」の意味というより「Never let me go」という言葉の

使われ方と言った方がいいのかもしれません)。

三浦春馬さんが出演されていて好演されていました。

日本のドラマの方はAmazonプライム、Hulu、パラビ、U-NEXT等割と

多くの動画配信サービスで提供されています。

 

 

それではまた~(^^)/

映画「戦慄の絆」感想 観てると体が痛くなる

1988年にアメリカで、1989年に日本で公開された

デヴィッド・クローネンバーグ監督の映画「戦慄の絆」の感想です。

基本的に、特に結末のネタバレなしで書いて行こうと思います。

一応サイコスリラーなので。

かなり前(15年以上前とか)に観て、とにかくストーリーよりも映像が記憶に

残った映画で感想はタイトルの通りです。そういう映画ではないと思うんですけどね。

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まずはざっくりあらすじを。

不妊治療の産婦人科を開業している一卵性双生児のエリオットとビヴァリー。

彼らは一心同体で育ちますが、兄のエリオットは社交的で野心家、一方弟の

ビヴァリーは内気で努力家と性格は正反対ながらも共に暮らし全てを共有していた。

そんなある日クレアという女優の女性がビヴァリーの元に診察で訪れてきた。

珍しい症例だったため、兄に相談すると兄はクレアに彼女の体のことを告げ、クレアと

関係をもったのだが、それを知らない弟のビヴァリーは翌日クレアを訪ねたが、双子

だと知らないクレアはビヴァリーとも関係を持ってしまい、このことがきっかで

やがてこの兄弟二人の均衡が崩れていく…というストーリーです。

 

私の感想は映像が不気味、かつタイトルで述べたように見ているだけで体が痛くなって

くる、です。婦人科のお話なのですが、先ず、手術着からして血をイメージさせる赤、

並べてある器具も一見芸術的にも見えますが、女性からしたらあんなものを体に

入れられたら痛いしかない、と思える彼らのオーダーメイドの器具がずらりと並ぶ

シーンはこんな婦人科には絶対かかりたくないと思います。男性だと想像が出来難い

かもしれないので、かなり違うとも思いますが、強いて言うなら大腸の検査の時に

使われる時を想像してみてもいいかも?しれないです。

 

一卵性双生児の双子ですが、彼らは1+1=2でなく、1+1=1なんだな、と

思いました。双子の不思議というものなのでしょうか?私の従姉妹にも双子が

いて、高校時代から仲の良い友人も双子で、その双子が離れて住んでいても一人が

お腹が痛いと言っていると、もう一人から電話がかかってきてそっちも同じこと

(お腹が痛い)を言ったり、どちらも女性ですけど、性格は本当に正反対でしたが

心も体も分かり合っている、ということを目の当たりにしていたので、この兄弟の

ことが全く分からなくはないと思いました。ただ、一人の男性を共有するということは

なかったですし、そのような趣味も彼女たちにはないのでその辺は分かりませんが。

 

それにしても双子って一緒にいると本当に不思議だと思うことがありますよね。

私の友人たちは感情的なことも話さなくても大体分かると言っていました。例えば

「何か嫌なことがあって泣いてるんじゃないか」と思って電話すると泣いてた、とか、

お付き合いする相手も双子だったとか、相手のお姉さんが双子とか類ともじゃない

ですけど、そういう何かってあるんですかね?私はスピリチュアルは苦手ですが。

 

なので私の場合はこの映画では双子が一心同体という部分は分かるというのはちょっと違い

ますが少なからず分からなくもなかった部分もあるので、それよりも、赤い手術着や

オーダーメイドの変な形をした医療器具がひたすらショッキングで印象的でした。

ですが、私の憶測ですが、この映画においては双子を通して一人の人間の持つ

二面性というか潜在意識と顕在意識を表現していて、そのバランスが崩れた時に

人はどうなるのか?ということも描かれている映画なのかなと思いました。

因みに実話ベースというからびっくりしました。

 

現在はU-NEXTで配信されているみたいです。

 戦慄の絆の動画視聴・あらすじ | U-NEXT

 

 

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海外(イギリス)ドラマ「ハッピー・バレー 復讐の町」感想 おばちゃん強ぇぇぇぇぇ!

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またイギリスのドラマです。

「ハッピーバレー 復讐の町」というタイトルのドラマで2015年にシーズン1が

2017年にシーズン2がイギリスで放送されました。

私は2018年にスパドラで2シーズン放送されたのを観ました。

基本的にイギリスドラマは1シーズン6話で1話50分みたいです。

  

「ハッピー」とつくタイトルとサブタイトルの「復讐の町」という真逆の表現に

惹かれて観ました。今回はサブタイトルがよかったです、お見事と思いました(笑)

タイトルだけでは想像が出来なかったので観てみたら、見事にハマりました。

ネタバレなしの感想です。

 

簡単なあらすじを。

ハッピーバレーという架空の町なんですが、それとは裏腹に若者の間にドラッグや

アルコール、暴力等が蔓延る治安の悪い町で警察で巡査部長として働くキャサリン

いう女性が主人公のお話です。やっぱり皮肉が効いてる気がします。

47歳のキャサリンは、レイプされ身籠り出産後に自殺した娘の息子(彼女の孫ですね)

を自分が母として育てながらアルコール依存症を克服中の妹と暮らしています。

娘の自殺で夫婦仲が悪くなり夫とは離婚、娘のことしか考えていないと成人した息子

からも距離を置かれています。シーズン1は息子(孫)のライアンが学校で問題を起こす

度に暴力的な父親と同じような人間になってしまわないか、と常日頃から心配し、

ライアンの父親でもある娘を自殺に追いやったレイプ犯のトミー・リー・ロイス

トミー・リー・ジョーンズみたいな名前ですが劇中でも名前についてはいじられたり

しています)が釈放され、ライアンの身を案じている中で若い女性の誘拐事件が起き…

というのがシーズン1のストーリーです。

 

最初はキャサリンを50代後半か還暦くらいかと思ってました。47歳設定だと知った

時はビックリしました。化粧っけもなくお洒落にも興味もなさそうで、何事にも動じ

ない感じなので余計にとても貫禄があるように見えたので設定年齢より上に感じた

のかもしれません。その上、事件解決と息子のライアンのためならトミー・リーの

ような人を平気でレイプしたり殴ったり傷つける鬼畜のような輩にも怯まず向かって

いきます。何だか男性よりも強く見えますし、というか強いです、実際。母は強し

なのか分かりませんが、おばちゃんを甘く見てはいけません、というドラマだと思い

ました。

誘拐事件の始まりは笑えはしないけど、コントかぃ!と思うことの積み重ねで悪い方

へとことが向かってしまうのですが、全シーズン通してやはり暗くて重いです。

 

イギリスのジョークというかコメディはあまり知らないし観ないので何とも言え

ませんが、イギリスのというより、アメリカンジョークというものも分かりませんし

日本以外のジョークは分からないといった方が早いですが、90年代に放送された

「Mr.ビーン」は割と好きで観てましたが、笑ったエピソードは数少なく、イギリスの

コメディといえばドリカムの歌の歌詞にも出てくる「モンティパイソン」シリーズに

関しては何回か観ましたが全くと言っていいほど理解が出来ません。皮肉というか

社会風刺というか不条理コメディというのでしょうか?

モンティパイソンってコメディーグループなんですよね?確か。日本でいうところの

ドリフターズみたいな感じなんでしょうか?全然違っていたらすみません。因みに

映画監督のテリー・ギリアムさんはアメリカ人だけどメンバーだったんですよね。

(「12モンキーズ」は好きな映画です。)彼らの映画「人生狂騒曲」だけは観て理解

出来ました(分かりやすかったです)が、笑いはしませんでした。

 

話が逸れたので戻します。

どこかのブログかサイトで「この暴力を観るのに耐えられるか?」というような記事を

観ましたが、耐えられます。痛そうですけど、目を背けるほどではなかったです。

こちらも「召し上がれ」とは言われませんし。(3回目)

 

個人的にビックリしたのが、このトミー・リーを演じているジェームズ・ノートン

さんという俳優ですが、2017年に公開された映画「フラットライナーズ」(リメイク

された方)に出てたんですね。私、この映画を映画館で観ていましたが、全然気が

付かなかったです。割と最近シネマチャンネルでこの映画を放送していたのでながら

観をしていて「え?!」と思い調べたらやはりそうでした。ドラマより映画の方が

先に観たと思いますが、映画ではちょっとチャラい感じの医大生を演じていました。

ドラマではどうしようもない悪い奴だったので見事に演じ分けされていたと思います。

今後も楽しみな俳優さんです。

 

このドラマのキャサリンを演じた俳優のサラ・ランカシャーさんも日本では知名度

低いみたいですがイギリスでは有名な俳優さんで高額ギャラの方らしいです。この

ドラマでアメリカでいうところのエミー賞のような賞をイギリスで受賞しています。

 

上手く言えませんが、イギリスのドラマってアメリカドラマのようは派手さは正直

ないと思いますが、その分登場人物の心情がより細かく繊細に描かれていている

ような気がするのでそこに私は引き込まれてしまうのかなと思います。

いや、アメリカドラマは宣伝も派手なので観る前から期待値が上がってしまうので

実際に観てそれほどでもない、とがっかりしてしまうからかもしれないです。

イギリスドラマは特にスパドラではAXNのユートピアのように派手に番宣されない

ですし。なので逆に「あ、地味に面白い」って思うのかもしれないです。

なのでこのドラマも個人的にはおススメです。

 

シーズン3も今後作製される予定があるそうです。

キャサリンの息子ライアンを演じた少年の成長を待ってるとか何とか。

 

現在、Hulu、UーNEXT、Amazonプライムビデオ、FODで配信されています。

(2021年3月現在、私調べ)

どこも観放題となっているので追加料金なしでシーズン1、2とも観られると

思いますがご覧の際はご注意を、念のため。

 

Amazonさんのリンクを貼っておきます。

Amazon.co.jp: Happy Valley/ ハッピー・バレー 復讐の町(字幕版)を観る | Prime Video

 


Happy Valley | Official Trailer [HD] | Netflix

日曜ドラマ「君と世界が終わる日に」第10話(シーズン1最終回)感想 (ちょっと辛口かも…)

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終わっちゃいましたねー。

なんて表現したらよいのか分からないほど、観終わった後に悪い意味での虚無感に

襲われて感想を書く気になれませんでした。

でも7話から書いてきたので最後まで書こうと思います。

 

何だったんでしょう?このお話は。何の驚きもない、くるみが響の手を取らなかった

のも単に罪もない人々が人質にされていて医者としての倫理感からか人としてなのか

分かりませんが彼らを守ろうとしてたってことですよね?

自分の愛する人ひとりを犠牲にして多くの命を救う、そういう考えも間違っては

いないのかもしれません。若いのに立派じゃないですか、くるみちゃん。

演技からはそのような意思や志や信念のようなものは伝わってきませんでしたけど。

以前にも書きましたが、中条あやみさんは好きです、個人的に。

お医者さんならなるべく犠牲者を出さず皆の命を救おうとするのではないかとも

思いましたが。

それを汲み取って自ら命を差し出した響も立派だと思いますが、死にませんからね。

死ねばいいってものでもありませんが。

 

誰も死なない最終回。いや、首藤は死にましたけど、首藤以外の世界は終わって

いないじゃない。あ、タイトルは首藤のことだったんですか?

首藤と彼の奥さんの世界は終わりましたもんね。

私はてっきり響とくるみが、もしくは響だけでも死ぬのかと思っていましたわ。

響を庇って撃たれた偽野剛も死んでないし。フル装備していた自衛隊の人が首藤に

撃たれてあっさり死んでましたけど何で?自衛隊の装備は一般人の着ている服と

何ら変わりがないという設定だったのでしょうか?このお話は。

登場人物が死ねばいいとは思っていませんが(2回目)、こんなタイトルなのに

ハッピーエンド。。。

少しでも1分でも真剣に

 

「君と」世界が終わる日に

なのか

「君と世界が」終わる日に

なのか考えてた自分を笑うわ!あははははははは…はぁ。。。

 

いや、この答えも「続きはHuluで☆」なんでしょう!、きっと。

だとしても、こんな最終回じゃ私はHuluに加入してまで観たいとは思わなったのですが

世間的にはどうだったのでしょうか?既に加入していたら惰性で観るかもしれませんが

このドラマのために入ろうとは私は思わないです。

この時点で「掴みはOK」が成り立ってないと思うんですけど、Huluと日テレさん、

それでよかったんですか?

掴んでいないのはお前だけだから痛くも痒くもねーよ!とHuluと日テレさんに

思われているのでしょうか?私。

このドラマを観ていて、Huluに加入している友人にざっくりでいいからシーズン2

がどんな感じか教えて~と一応お願いしてありますが、それさえもどうでもよいと

思えたシーズン1の最終回でした。

 

Huluでは既にシーズン2が始まっているみたいですね。一時的にサーバーが重く

なっていたみたいですが。CMだけ観られたので観てみました。

え…今度は鬼滅の刃ですか?Huluさん、TWDと鬼滅足しました?

くるみが禰豆子化してましたけど?響が丹次郎になるんですか?

いえ、私はもう新たに課金までして観ようとは思わないドラマになったので

何でもいいです。ミンジュンのそっくりさんが映っていましたが、ドッペルゲンガー

が出ていようが鬼滅を足されようが進撃の巨人を足されようがどうでもいいです。

 

清々しいほど見限れるシーズン1にしてくれて日テレさんありがとう!

このドラマを好きな方、こんな書き方をして気分を害されたらすみません。

私には合わなかっただけですので、シーズン2も楽しんで下さい!

第7話から4話分の感想でしたがご覧になって頂きありがとうございました。

 

私の記事で一番文字数が少ない記事になりました(笑)

それではまた~(^^)/

映画「羊たちの沈黙」感想 やっぱりゾンビや幽霊より人間が一番怖いよね

映画を観るのは好きですが、そこまでたくさんの映画を観ているかと言われれば

決して多くはないと思います。それなりに観てきたつもりではいますが、幾分忘れて

しまっている映画も多く(以前は観た映画をノートに書いていたりしましたが面倒に

なってやめました)、とりあえず私が観て覚えている映画についての感想なので

メジャー中のメジャーな映画ばかりになると思いますが、その方が観ている方も

多いと思うので様々な感想や意見を知ったりすることが出来、またコメントも

しやすかったりするのかなと思います。

ということで、まずはあの「羊たちの沈黙」のネタバレありの感想にしました。

サイコスリラーで私の大好きでもあり怖い映画のランキング№1でもある映画です。 

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言うまでもないかと思いますが 最初に簡単な説明を。

1991年に公開された映画で、ジョディ・フォスター主演の映画です。

アメリカ各地で女性が誘拐、殺害され皮を剥いだ遺体で発見されるという事件が発生。

バッファロー・ビル事件」と呼ばれたこの事件の解明のため、FBIのクロフォード

捜査官は凶悪殺人犯ハンニバル・レクターの心理分析を行うが元精神科医でもある

レクター博士はFBIへの協力を拒否したため、FBIアカデミー実習生だったクラリス

ジョディ・フォスター)が呼ばれ、代わりにレクター博士に助言を求めに会いに

行くことになるのだが、そこからクラリスとレクターの奇妙な協力関係が出来始め、

クラリスは「バッファロー・ビル事件」を解決する。

 

最初の感想は、とにかく怖かったです。終盤でクラリスが一人で犯人を追い詰める

シーンでは犯人は暗視スコープをつけているけど、一方のクラリスは真っ暗で何も

見えずかすかな音で犯人の動きなどを察しながら繰り広げる攻防戦は心臓に悪かった

です。また殺害した女性たちの皮を剥いで洋服を作る犯人の異常さにも戦慄したし、

何よりレクター博士の脱出劇に度肝を抜かれました。あんなことを考えるレクター

博士、年齢的に考えても相当な体力も必要だろうし(獄中で鍛えていたのかもしれない

ですが)、ある意味芸術的でもあったので短時間であれだけのことが出来るのかと

感心すら覚えましたけど、やっぱり怖い。あの顔まで拘束具をつけている姿は

今でも忘れられないほど不気味です。

やっぱり顔にも拘束具着けないと食べちゃいますからね、彼は。(←2回目)

 

永久保存される「羊たちの沈黙」

↑何回観ても怖い

 

当時はタイトルの「羊たちの沈黙」の意味がよく分からなかったのですが、

クラリスが幼少期に引き取られた伯父の農場で朝に子羊たちが解体される現場を

見てしまい、それがトラウマになってしまうのですが、その子羊たちと被害者を

重ね合わせ、被害者を救えば克服できるのではないかと考え、克服する=羊たち

の鳴き声が聞こえなくなる=羊たちの沈黙ということなのかと私は解釈しましたが

違っていたら優しく教えてください。

 

そしてレクター博士もそんなクラリスの闇の部分に興味を持ったのと、彼は無礼を

非常に嫌うので、クラリスレクター博士に敬意を払いつつ礼儀正しく振舞って

いたので彼のお気に入りになったのではないかと思っています。私もレクター博士

会ったら敬意を持って礼儀正しくしようと思います。よく分からないけど。

 

最初は映画館で観ましたが、映画館を出た途端、周りにいる人や対向してくる人を

一見普通の人に見えるけどもしかしたら殺人鬼ですれ違いざまに刺されるんじゃ

ないかと想像力豊かというより、映画に影響されまくってとにかくビビりながら

帰ったのを今でも覚えています。その後は怖いながらもテレビで何度も観て、

やっと「羊たちの沈黙」の意味を私なりに理解しました。

 

因みにこの「バッファロー・ビル事件」も実際にあった事件がベースなんですよね。

おかげでこの映画を観てから、人間より怖いものはないと思えるようになりました。

後日、「レッドドラゴン」を小説で読んでいた時、天井で足音のようなものが聞こえた

時には「レクターがいるのかも」とビビって布団を被って懐中電灯を照らしながら

読んでいましたわ。ほんとビビりです。

幽霊を信じるか信じないかは別として、もしいると仮定するなら、幽霊はそんなに

簡単に人を殺すことは出来ないそうです(笑)怖い話も「怖くない!」と思えば幽霊は

寄ってこないとか聞きますしねw

なんて言いながら「リング」の小説を読んだ時も暫くビデオテープというものが

観られなくなりましたけど。。結局どっちも怖がってるじゃん…

 

それではまた~(^^)/

 

 

映画「マディソン郡の橋」感想 若い頃は受け付けないと思って敬遠していたけど私がオバサンになったら少しは理解できたような気がする

1995年に公開された、同名ベストセラー小説をクリント・イーストウッド監督が

手掛けた有名な映画です。

一言で俗的に言ってしまえば「不倫映画」だし、綺麗に言えば「大人のラブ

ストーリー」ですが、基本的に若かろうが年老いてようが「ラブストーリー」は

私はあまり好きではありません。

と言ってもラブストーリーでも好きな映画もありますが基本的に好みではないです。

ですが、最近(半年くらい前?)鑑賞したので感想を書きたいと思います。ネタバレありです。

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 あらすじはご存じの方が多いと思うので省きます。

本当に簡単に書くと、アメリカの片田舎の平凡な主婦フランチェスカとカメラマンで

世界中を飛び回っている独身男性ロバートの4日間の恋のお話です。

 

観ようと思ったのは、クリント・イーストウッド監督の映画が割と好きだったり

(特に「グラン・トリノ」が個人的に好きです)、若かりし頃のクリントさんの

主演で初監督の作品「恐怖のメロディー」という映画を以前に観て、こちらは1971年

に公開されたストーカーのお話なんですが、今ではすっかり聞き慣れたストーカー

という怖い存在をこの頃から注視していたのね~と勝手に感心し、またこの映画の

頃は40代だと思いますが、すっかりお爺さんになってしまった彼しか知らなかった

ので、人気俳優だった理由が分かるというか、カッコいいと思ったのと、クリントさん

は割と問題提起する映画を撮る方なので、観ず嫌いも何だな~と私も年を取ったし…

と思ったのが理由です。

 

アメリカの田舎で暮らす主婦のフランチェスカメリル・ストリープさんが見事に

演じていました。当時40代だった彼女、現在は70代ですが、良い意味でその頃と

現在とあまり変わっていないと思います。映画「プラダを着た悪魔」で意地悪な

編集長や怖い女性のイメージもありましたが、名作「クレイマー・クレイマー」

でも子供を思うお母さんを演じていて、本当に知的で優しい役も恐ろしい上司の

役も演じられる素晴らしい俳優さんで私は好きです。この映画においては田舎の

地味な主婦でありながら、それでいてクリントさん演じるロバートに恋する乙女に

すっかりなっていて、いくつになっても女性って乙女なのね、と思いましたよ。

世界中を飛び回るロバートに他に恋人(いわゆる現地妻の存在)がいるのかとか

探りをいれて拗ねてみたり女友達はいるかと聞いては嫉妬したり、もしかしたら

自分とは遊びなのかも?と考えたり女子全開でした。

 

一方、クリントさん演じるロバートは、クリントさんは年を取ってもイケメンだと

思いますし、どちらかというとオジサマ好きな私の好みではありますが当時の

クリントさんは60代で、プライベートではお子さんも生れたりしてたみたいなので

60代といえども現役バリバリだったのでしょうが、フランチェスカの家の庭で上半身裸

で水浴びをしている姿がどう見てもお爺さんの体にしか見えなくて残念でした。

そして家の2階の窓からそんなロバートの上半身をチラ見してエロティックな気分に

なっているフランチェスカにも「え…あれ、ありなの?フランチェスカの趣味が

ちょっと分からない」と思ったし、むしろあのシーンはなくてもよかったとさえ

思うのですが、クリントさんにとっては自慢の上半身で、是非とも披露したかった

のでしょうかね?というか、あのシーンを撮るのならクリントさんにはもうちょっと

鍛えて欲しかったわ。。。

 

あらすじにも書きましたが、四日間の恋物語なので、最終的にフランチェスカ

家庭を選びます。でも「一緒に来て欲しい」といったロバートも決して遊びでは

なかったのですが、短い恋ほど時間が経てば経つほど美化されますよね?

初恋も同じようなものだと思います。綺麗な別れ方なら尚更です。嫌な部分を目の

当たりにする前にお別れするんですから。

 

それはさておき、この映画はフランチェスカが亡くなり、彼女の遺書を子供たち

(そういう子供たちも結婚し子供もいて夫婦問題に直面していたりします)が

読むところから始まり、最初は父以外にも愛した男性がいたと知り憤慨する娘と

息子ですが、遺書を読み進めていくうちに彼女の「人生の全てを家族に捧げた。

残りの体はロバートに捧げたい」という願いを叶えることにします。

フランチェスカより先にロバートが亡くなっており、その際に彼女の元にロバートの

遺品が送られてきているので尚更そうしたいと思う彼女の想いも何となく理解でき

ます。いい年した大人の不倫映画なんて、と思っていましたが、確かにそういう

シーンの方が多いですが彼女の遺書を知るとただの不倫映画というよりは大人の

ラブストーリーという見方になって、小説がベストセラーになったのも何となく

分かる気がしました。何となくですよ!念のため。

そして何といっても、映画の終盤で夫と買い物中のフランチェスカの前にロバートが

現れます。雨の中何も言わず遠くから夫が運転する車の助手席にいる彼女を見つめる

ロバート、それに気付いたフランチェスカ、車のドアノブに手をかけロバートの元に

行きたい、でも行けない、だけど行きたい~と一人葛藤するシーンがあるのですが、

車のドアノブだけで演技するメリル・ストリープさん、さすがです。車のドアを開け

ようか開けまいか、それだけで彼女がものすご~く葛藤しているのが伝わりましたよ、

私には。

 

私としては不倫を肯定も、否定もしません。長い人生の中では結婚後に恋をしてしまう

ことがあっても不思議ではないと思っています。節操のない、恋愛とは呼びたくない

ような関係は別ですが。何をもってして恋愛と呼ぶのかももはや分かりませんが。

結婚後に「好きな人に出会ってしまったの」みたいな「純粋に好き」だと言えば不倫の

免罪符にでもなるのかと思うような「恋愛」にすり替えるのは好きではないが、最近は

晩婚化しているとはいえ20代でこの人と一生を添い遂げようと思える判断力が果たして

備わっているのか自分のことも含め疑問に思います。特に女性の場合は出産とういう

身体的な問題もありますので子孫繁栄に貢献することを切望される方は特に遅いよりは

早い方がよいのかもしれませんが、この出産のタイムリミットって酷だなと思うので、

晩婚化に伴い女性の体も変化して欲しいと願う今日この頃。。。無理だよね。

 

長くなってしまいましたが、確かに結婚前や新婚でまだ恋愛の延長上にいるような

感覚だと観ようとも思わないでしょうし、そういう私も公開当時は若かったので

中年の恋愛とか気持ち悪いとえさ思っていたので、例え観ても理解や共感は決して

持てない映画かもしれませんが、結婚したりパートナーと長く過ごしてすっかり

家族になり、お互いに不満を持ったりするような頃に観るとそれまでと違った

イメージが持てる映画なのかなと思います。

かといってこの映画を観て大人のラブストーリーに憧れもしませんが。

女性だけでなく、既婚男性にも中年の女性の女心を少しだけでも分かってもらえたら

ラッキーかもという感想を抱いた映画でした。

 

それではまた~(^^)/