ドラマと紅茶

ご覧頂きありがとうございます!映画と海外ドラマの簡単な感想と日々の出来事について少し 流行りには疎いです

映画「パプリカ」感想 ストーリーは斬新だったけど映像はどこかで観た感が満載だった

2006年に公開された今敏監督の遺作となった映画。

原作はSF作家の筒井康隆さん。

以前に映画「パーフェクトブルー」で面白くなかったというブログを書いたの

ですが懲りずにまた今敏監督の作品を観ることにしました。というか観てみた。

クリストファー・ノーラン監督の「インセプション」にも大きな影響を与えた

らしい映画です。

 

aruguret.hatenablog.com

 ネタバレしようにもちょっと複雑というか物凄く長くなってしまいそうなので

ネタバレなしの感想です。

 

簡単なあらすじです。

キャッチコピーが「私の夢が犯されている」らしいのですがそんな内容です。

千葉敦子はサイコ(心理)セラピストとして活動しながらも同僚の時田(天才だが

巨漢で子供がそのまま大きくなったような男性)が作った未完成の【DCミニ】と

いう装置で他人の夢に入り込み共有し別人格の夢探偵「パプリカ」となって

治療をするのだが、ある日DCミニが研究所から盗まれてしまい…というお話。

 

ストーリーはまた夢と現実の間でというか夢と現実が重なり合ったりしますが意外と

混乱するほどでもなく分かりやすかったですし、原作が筒井康隆さんということも

あってしっかり起承転結もあったと思います。少なくとも「パーフェクトブルー

よりはよかったです。この監督も「虚構と現実」といったテーマが好きなんですね。

なのでこの映画も「トラウマ」とか「怖い」といった感想を時々見掛けるけど全く

そんなことは私はなかったです。人形がたくさん出てきましたけど(笑)

夢探偵の名前が何故「パプリカ」なのかもさらっと劇中で説明がありましたしね。

 

ですが、映像は綺麗なんですけど、私はこの監督さんの映画の人物画が好きではない

みたいです。どうも古臭さいし美男美女ではないのがその理由の一つだと思います。

絵が綺麗という意見もあるみたいですが。そこは好みの問題かもしれません。

原作は90年代初頭に書かれた作品だそうですが、絶賛された映像化に当たっては

映画「インセプション」には影響を与えたみたいでも、この映画は88年に公開された

AKIRA」、トム映画の2002年公開の「マイノリティ・リポート」、2001年の「千と

千尋神隠し」、更に「エヴァンゲリオン」と似てるところがたくさんあり目新しさ

が全くなかった。もしかしたら本当は原作が出来てからすぐ映像化は進めていて、

たまたま他の映画が先に公開されてしまったのかもしれませんが。でもエヴァなんて

アニメ自体は90年代半ばなのでこの映画がの方が先とは思えません。

 

声優陣が豪華だったので私が評価出来る点は声優さんとストーリーとタイトルの

「パプリカ」の意味が映画内で触れていて納得が出来た部分だけです。

あ、主人公の千葉敦子/パプリカの声がエヴァ綾波レイの声優さんで巨漢の

天才くんは「機動戦士ガンダム」のアムロレイの声優さんでした。

 

映画の内容とは関係がないのですが、「パプリカ」と言うと今では米津さんの歌が

真っ先に思い浮かんでしまうのですが、この映画の音楽を担当された平沢進さんの

この映画の主題歌の「パレード」という曲の歌詞の世界観とか不協和音多用しまくり

の感じが個人的に米津さんの楽曲を彷彿とさせられます。(米津さんのパプリカと

いう曲のことではなく、彼の楽曲の全体的に感じるという意味です。)どこかのコメントで

「ハチ時代の米津さんが彼の音楽の影響を受けたのが分かる」というを見たので、

あながち私の感覚も間違っていないのかもと勝手に思った次第です。

 

パプリカ

パプリカ

  • 発売日: 2015/09/15
  • メディア: Prime Video
 

 

というわけでそこまで私の好みの映画ではなかったのですが、評価が高い映画

なので未見の方でSFが好きな方にはおススメかもです。

 

因みに私の一番好きなアニメは「シュタインズ・ゲート」です。

私にとってこれ以上のアニメはもうないと思うくらい好きです。

(クリス派なのでまゆしぃは嫌いです 笑)

 


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それではまた~(^^)/