ドラマと紅茶

ご覧頂きありがとうございます!映画と海外ドラマの簡単な感想と日々の出来事について少し 流行りには疎いです

映画「私の中のあなた」感想 知能は高いけど何か欠けてるような気がする人、しかも母、それでも家族。

今回は2009年に公開された映画の感想です。

この映画、原作となる小説があります。原作と映画のエンディングは異なります。

この小説と映画はフィクションです、一応。

ですが、このお話の元となる実話があります。

きみに読む物語」のニック・カサヴェテス監督です。

 

また邦題が。。。この映画を観てもタイトルを彷彿とさせるシーンはなかったと

思うので原題の「My Sister's Keeper」のままでよろしかったのではないでしょうか?

あくまで個人的な意見ですが。物凄い長いタイトルの原題ならまだしも、

数個の単語で構成される英語なら単語の意味で何となく英語が苦手でも分かると

思いますし、邦題を考えるのも大変だと思うのでもう無理に邦題をつけるのを

そろそろやめた方がいいんじゃない?と誰も言わないのでしょうか?

大人の事情があるのでしょうか?映画&海外ドラマ業界の方々。 

 

それでは感想とあらすじを。今回はネタバレなしでは書けないので

ネタバレありです。

私の中のあなた (字幕版)

私の中のあなた (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

日本ではそんなに話題にはならなかった記憶もありますが、確かに物議を醸すでしょ、

と思いますが、後述しますがアメリカでもそこまで物議を醸さなかったかもしれない

です。いや、ならなかったらおかしいでしょう、とすら思いますが。

それを狙った映画というかそのための映画でしょう。

 

あらすじです。

2歳の時に急性白血病を患ったケイト。骨髄移植をしないと助からない。

しかし家族の誰も適合しない。いつ現れるか分からないドナーを待つより

医者から非公式に伝えられたデザイナーズベビーを作ることに決めた両親。

そして姉のために生まれたアナ。過酷な犠牲を強いられる11歳になったアナは

「これ以上の提供を拒む」と言って弁護士を雇い両親を訴えた。それに対し

元々弁護士だった彼女達の母サラは娘アナに訴えを取り下げろと言いますが

裁判が始まり…というお話です。

 

この姉妹たち(他にも兄弟がいます)の母をキャメロン・ディアスさんが演じ

父はジェイソン・パトリックさんが演じています。彼は映画「スピード2」で

主演をされていますが、以前に書いたドラマの「ウェイワード・パインズ2」の

主演です(ウェイワード・パインズを推したかっただけです)。

キャメロン・ディアスさんも私は好きな俳優さんです。モデル出身なだけあって

どんな格好でも素敵に見えます。美容院で見る雑誌でパパラッチが撮った悪意

丸出しの「セレブのすっぴん特集」で彼女を見た時は誰か分かりませんでしたけど。

なので今時のカメラのなせる業もお手伝いはしてくれているのかもしれませんが

カメラやアプリにお手伝いしてもらってもどうにもならない私がいます。

 

もうね、あらすじだけで「そりゃ物議を醸すわ」と思いませんか? 

はい、そういう映画です。

 以下、思いっきりネタバレ入ってます

 

 

この映画は決して両親や白血病になってしまったケイトを悪くは描いていませんし

姉の体のパーツ提供担当の妹アナも「大好きなお姉ちゃんのためだから」と

ドナーとして(骨髄だけでは終わらなかった)裁判を起こすまでは拒否もしません。

むしろ仲良し姉妹として描かれています(他の兄弟の存在が少し雑な気もしたけど)。

では何故アナが訴訟を起こしたのか、それにも実は理由があります。ケイトの病状は

悪化していて、アナは腎臓の提供を求められます。それまでもドナーとして8回の

入院、それに伴い薬による副作用はもちろん、カテーテルだらけの入院生活、時には

感染症を起こしたりしてます。腎臓を提供したらアナの生活もそれまでよりももっと

制限されます。単にそれらが「嫌だ」ったわけではありませんでした。実はお姉ちゃん

のケイトが「もう死にたい」からとアナに裁判を起こすようお願いをしたのでした。

それを知った母はもちろん愕然とします。それまで彼女のためにオーガニックの食品

やらなんやらととにかく様々なことを、抗がん剤治療の副作用の脱毛では母も一緒に

スキンヘッドにしたりと(この手の話は時々聞く)彼女なりにしてきていたから、

だけでなく、そのためにアナを産みましたしね。

 

とここまで書いてもこの両親の正気を疑うのは私だけでしょうか?

一言で言ってしまえば親のエゴだけです。娘を救いたいのは分かりますが、それを

他人に求めないものは分からなくもないですが、同じ自分の娘を犠牲に出来るその

感覚がもう理解できません。一度だけならまだしも。いくら家族仲は良くても、

姉妹も仲良しでも、それとは違いませんか?

だって、どう考えても両親がおかしいです。それで終わります。私の場合。

劇中で父親がこうなる日がくると分かっていたというようなセリフがあります。

え?ちょっと、分かってて子供作ったってどういうこと?としか思えません。

 

小説は読んでいませんが、小説を読んだ知人によると映画は綺麗なところしか

描いていない、小説は他の兄弟が問題を起こしたり非行に走ったり、結構悲惨な

家族になったりしているらしいです。

 

裁判中で描かれますが、アナはお姉ちゃんが大好きなのでお姉ちゃんのためなら

というのもありますが、そもそもそのために生まれてきたため、そうするしか

なかったとも言えますし、2歳や3歳の彼女に何の判断が出来るのか?そう考えた

だけでもこの両親が何を考えているのかさっぱり分かりません。理解に苦しみます。

下手したら娘2人を失う可能性もあるって考えた上で取った行動だとしたらもっと

最悪。ただ、お姉ちゃんのケイトだけは自分ももう限界だと思っていたし、何より

自分が病気だから分かる妹の体の辛さを理解出来ていた点が救いだったと思います。

 

それと弁護士のキャンベルが”てんかん”持ちでそのことを周囲には隠していますが、

自分の発作に備えて介助犬を連れています。この介助犬のおかげで本人も分からない

発作の予兆を捉え吠えて教えてくれるので本人は発作に備えることができます。

介助犬というと日本では、少なくとも私は盲導犬しか見たことがなかったので

犬嫌いな方の理解がもう少し得られることを望みます。私は犬好きですが犬と猫両方

アレルギーを持っています。そこまで酷くないので言えるのかもしれませんが、

通勤時間の電車で見かけると尻尾や脚が踏まれないか心配で仕方がありません。

人間のために厳しい訓練を受け、しつけられている介助犬を犬が嫌いでも少しで

いいので優しく見守ってあげて欲しいとこの映画を観て改めて思ったので、介助犬

のことに関しても貢献している映画だと思います。

 

この映画の評価も割と高いですしレビューを色々と見たり読んだりしていると

「泣けた」とか「感動した」とか「心が温まる」という意見があります。

得意の「全米が涙に包まれた」というキャッチコピーもあるみたいですし。

最初はアナの体が痛々しいことに「泣けた」のかと思っていましたが、そういう

「泣けた」ではなくいわゆる「感動的」な涙を流したという意見が多かったです。

この姉妹に関してはお互いの愛情を感じるのでそこに感動するのも分かりますけど。

もちろん私のような意見の方もいらっしゃいますが、たとえ人でなし!とと思われ

ようが、お前が何か欠けてるよ!と思われようが私には気持ち悪さが始終つきまとう

映画でした。

 

この映画について色々調べていた時に、アメリカではこのようなことが

実際にあるそうです。なるほど、だから映画にしたのね、と思いました。

なのである種当然とまではいかなくてもレアではあるけれどこういう選択を

する人たちがいるので「今更」物議を醸さなかったのかもしれないと思いました。

かなり昔にアメリカでニュースでもとりあげられていた記事がありましたが

紛失してしまいました、すみません。確かその記事だとこの映画と似たような

状況の姉妹で、大人になった二人は健康でそれぞれ結婚して幸せに暮している

みたいで「お姉ちゃんがいなかったら私は生まれてこなかった」とお姉さんに

感謝している妹さんのお話でした。本人がそう思っているのならそれ以上何も

言うことはないですし、幸せならそれでいいと思います。どちらにしろ他人が

とやかく言うことではないとも思いますし。ですが彼女たちは二人とも健康に

なれたという結果ありきの幸せだと思うので、私は彼女たちの両親の選択は

褒められたものではないとはっきり意思表示します。それだけです。

 

現在この映画は

U-NEXT、Amazonプライムで無料(らしいですがご注意を、念のため)で、

Netflixでは無料おお試しなしの有料会員登録で観られるみたいです。

 

Amazonプライムさんのリンクを貼っておきます。

Amazon.co.jp: 私の中のあなた (字幕版)を観る | Prime Video

 


My Sister's Keeper (2009) Official Trailer - Cameron Diaz, Abigail Breslin Movie HD

 

それではまた~(^^)/