ドラマと紅茶

ご覧頂きありがとうございます!映画と海外ドラマの簡単な感想と日々の出来事について少し 流行りには疎いです

映画「ホムンクルス」感想 観たてほやほや~だけど既に忘れつつある

4月2日に公開された映画「ホムンクルス」観てきましたー!

原作も知らず、何の予備知識もなく観てきましたー!

今日は友人達と観たので前列じゃなくてよかったですー!

 

主演は本物(偽物はドラマ"きみせか "に出てた人)の綾野剛さんです。

呪怨」の清水崇監督です。

全国で公開されたその後はNetflixで全世界独占配信だそうです。

そもそも原作コミックありきなので、観てきたばかりなのに覚えているようで覚えて

いませんの勝手にネタバレしてしまいそうなのでネタバレありです!

 ソース画像を表示

まずは簡単なあらすじを。

お金はあるが一流ホテルとホームレスのいる公園の間で車上生活をしている名越

綾野剛)。ある日突然名越の前に医学生の伊藤(成田凌)が現れて「報酬70万で

  頭蓋骨に穴を開け第六感を目覚めさせる”トレパネーション手術”をして、

期間は七日間の実験をやらないか?」と言われ「何で俺?」「あなたじゃなきゃ

ダメなんです」とやり取りの後「金はあるからいらねーけど俺なんて記憶もないし

もうどーでもいいわ」的な理由で名越は手術を受ける。

伊藤は名越に「体の左側だけを使って見ろ」というと名越には見た人の深層心理が

形になって見える(それをホムンクルスと呼ぶ)ようになるのだが…から始まる話。

 

これから観るという方はここから先は読まないで下さい<(_ _)>

 

この映画、原作コミックファンには好評らしいですが、何も知らなかった私には

「掴みはOK」でしたが、尻窄みになっていった感と、結局「伊藤は何がしたかった

の?」や、「あなたじゃなきゃだめなんです」の理由も分からなかったし、途中で

名越の開けた頭蓋骨が閉じていき、またホムンクルスを見るために自分で頭蓋骨を

開けたりするのだけど、何故閉じる?そして自分で開けるって医者要らないじゃん?

穴の深さの調整は大丈夫なの?記憶喪失になった原因の名越の彼女の死についても

罪悪感を感じている女の子千尋のせいじゃないのに何故私が殺したのになる?千尋

場合、名越の彼女の死の間接的な原因にはなっているけどそもそも事故だし。

おまけに何で千尋トレパレーションしてるの?、最後伊藤も自分で頭蓋骨開けて

笑いながら屋上行ってどうなったの?死んだの?生きてるの?等々と観賞後に

友人達と話していたら「何で?説明あった?」の嵐で言い出したらきりがない

矛盾しか思い出せない映画でしたが原作コミックを読んだらその辺の説明も

しっかりされているのかもしれないし、かつ実写ではエログロ描写すぎて映せなかった

ために説明不足になったりしたのかは分かりません。

 

他にも名越はホームレスのような生活をしていて周りから臭いと言われるほどお風呂も

入ってないだろうに歯だけは真っ白でした。歯を磨いているシーンはしっかりあり

またしたけど、名越がどれくらいホームレスしていたのか分かりませんが、「芸能人は

歯が命」の白さを保つには定期的にメンテナンスしていないとあの白さは不自然だと

思うので私の大好きな「クリミナルマインド」だとホームレスっぽい生活をしている

いる人は歯や肌をしっかり汚くメイクしていていて観ているだけでも「その姿では

近寄らないで」と思うくらいリアリティもしっかり出しているのでそういう細かい

演出も「クリミナルマインド」は違うわ~さすがだわ~、とクリマイ愛が過熱しま

した。なのでこの映画は演出が粗いな~と思いましたわ。

…なんか文句ばっかり言ってるような気がしてきたのでこの辺でやめておきます。

 

映画が終わった後に気付いたのですが、「殺し屋1」の原作者さんだったんですね!

それを知って漫画が読みたくなりました。殺し屋1は漫画で読んで結構グロかったので

やはり描写の制限があって矛盾が多くなってしまったのかなーと勝手に補足。

殺し屋1の映画も以前に観ましたがグロさもあまりなくつまらなかった記憶です。

 

それにしても、出てくる女の子達が可愛くなくて残念でしたわー。もっと可愛い

綺麗な女の子だったらよかったのに。予算の関係なのか、事務所のごり押しなのか…

自分は棚上げで納得いかん!中途半端な女の子を出すならいっそ全く可愛くない子に

した方が名越の趣味って変わってるなーって思って面白くなったかも。「呪怨」の

加耶子みたいな女性とかね。俊雄君メイクでもいいかも。というかそれくらい

酷い方が個人的に清々する。

それを言ったら主演の綾野剛も私はあまり好きではないのでどうでもいいとまでは

言わないですけど、綾野剛じゃなくてもよかった気もします。いや、綾野剛の演技は

好きなんです。でも何故かイケメン扱いされているところが不可解で、これについては

過去にご本人もバラエティ番組で「自分はイケメンではない」と仰ってましたけど、

あくまで私の個人的な主観で推測ですが、それは謙遜で実は自分でも「俺かっこいい」

と思っていそうで、最近は体鍛えてるアピールも多くてナルシスト臭満載なので

それも鼻につくようになりました。綾野剛ファンの方、ごめんなさい。

私の趣味も周りから「えー、分かんない」とよく言われるのでイケメン度や好みは

それぞれってことでお願いします。

 

とりあえず、入場特典のクリアファイルはもらってきましたけども。

それより、殺し屋1の漫画家さんと知って原作を読みたくなってしまった映画でした。

(大事な感想だから2回書いた)

 

それではまた~(^^)/

映画「真実の行方」感想 とにもかくにもエドワード・ノートンにやられてずっとモヤモヤが止まらない

今回は1996年に公開された映画「真実の行方」の感想です。

 

いやもうこれ、とにかく最後がモヤモヤする。

ギルバート・グレイプのディカプリオの演技にもやられたけど、この映画の

エドワード・ノートンにも見事にやられました。

映画「レッド・ドラゴン」であのハンニバルさんを捕まえたエドワード・ノートン

好きですが。私が恐れる(多分狙われてもいないけど)ハンニバルさんを捕まえたって

だけで私の評価爆上がりしました。その後ハンニバルさん脱走しちゃいましたけど。

なので「ファイトクラブ」を観た時もブラピよりエドワード・ノートンの方が私には

魅力的に見えました。

どちらかと付き合わなければならないとしたら、うーん悩む。。。(妄想タイム)

私の中で世界で一番スーツの似合う男ブラピか、二重人格の演技では

抜きんでているエドワード・ノートンか…二重人格の振りして浮気されたらきっと

見抜けないのでブラピにします!決めるの早かったー私。

ブラピとエドワード・ノートンと言えば「ファイト・クラブ」ですが、この映画を

当時オーストラリアに住んでいた友人が映画館で観たと言っていたので「面白かった?」

と聞いたら「ブラピが殴り合ってるだけだからつまらない」と言われたので素直に

信じた私は日本で公開されても映画館で観るのを断念しましたが、数年後に観た時に

つまらないどころが面白くて「セブン」と甲乙つけがたい映画になりました。

その友人のことを暫く「オオカミ女」と愛情を込めて呼んでいました。

ネタバレされつつも確認してと言われて観るのとつまらないと誤訳のままで観るのと

どちらが友人としてあるべき姿なのか少しだけ悩みましたがど結局ちらも友人です(笑)

ということで?「ファイト・クラブ」より早いこちらの映画にしました。

リチャード・ギアも好きなので♡細かいところは忘れてしまったのでネタバレなし

です。 

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 簡単なあらすじを。

シカゴで大司教が惨殺され、聖歌隊に所属していた19歳のアーロン(エドワード・

ノートン)が容疑者として逮捕される。メディアで名を売り金儲けのためなら誰の

弁護も引き受けるような辣腕弁護士(リチャード・ギア)が世間の注目を集める

ためにアーロンの弁護を無償で買って出る。一方担当検事はリチャードさんの部下で

元恋人だった女性。そんな絡みもありつつ、大司教の殺害犯はアーロンの犯行と

思われていたが、本人は血まみれで逃走しながらも記憶がないので無実を訴える

のだが、実は彼は二重人格ではなかろうか…だとすると最初から「無罪」を主張して

いる弁護士リチャードさんは「心神喪失」に切り替えることが出来ず…というお話。

 

細かいことは言いません(忘れてるので)。もう大どんでん返しのお話です。

私の好きな素敵なオジサマのイメージだったリチャードさんを食ってましたよ。

リチャードさんも野心家弁護士を見事に演じてらしたけど、このエドワードくんを

見たらあの人格が豹変する時の目つきや顔の変わりようが怖すぎて他のストーリーが

吹っ飛んでました。未見の方には機会があったら観て頂きたいので結末は言いません

が、ここまでエドワードくんのことを書いても最後まで「え?」「あれ?」となり

ます、きっと。あんまり言うと想像できてしまうかもしれませんが。

人をあそこまで騙したことががない私は一体どうやったら彼のような「人たらし」に

なれるのか是非ご教授願いたいと思う程です。一度でいいからやってみたいです。

とこの映画で惚れるほどの演技をしながらまたしても「ファイト・クラブ」でも

似たような感じの役のエドワードくんでしたが、ブラピ補正のおかげかそちらでも

すっかり騙されていた私は純情だと自分で思いました。(ん?純情の使い方違う?)

 

なのでもし「ファイト・クラブ」は観ていてこちらの映画は未見の方がいらしたら

「真実の行方」のエドワードくんもよかったらどうぞ♪

すぐに結末が分かったという方がいらしたらソフトに教えてください。

 

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 それではまた~(^^)/

映画「フォレストガンプ」感想 この映画のキャチコピー、劇中の台詞のままだけど腑に落ちない

アメリカでは1994年、日本では1995年に公開されたロバート・ゼメキス監督、

トム・ハンクス主演でアカデミー賞作品賞を受賞した作品です。

この映画について、レヴューを見ていると感動したとか高評価の意見が多いですが

私は全く逆の感想なので、この作品についてはマイノリティなのかな~と思います。

もしくはまるでこの映画を理解していないのか。。

それでも思うことはあるので書こうと思いました。

この映画もヒューマンドラマなので、ネタバレありで差支えはないだろうと

勝手に判断したのでネタバレありです!

それではざっくりあらすじを交えつつ感想行きます!

 

 まず、キャチコピーである「人生はチョコレートの箱、開けてみるまで分からない」

劇中ににも台詞で出てきますが、言いたいことは分かります。ですが、チョコレートの

箱と分かっているのなら、中身は開けなくてもチョコレートだと分かります。それを

言うなら「食べてみるまで分からない」と言った方が妥当というか少なくとも私には

腑に落ちます。

中身がチョコレートだと知っていても、様々な種類のものがあるので食べてみて

始めて知るチョコレートの味だったり、形や素材、まるで宝石のように並んでいる

チョコレートがもっと深いものを現しているようにもに感じますし、甘いだけでは

なかったり、フルーツやガナッシュ、ナッツ等々色々な種類があるので開けてみた

だけでは分からないことがたくさん詰まっていて、同じチョコレートでも一粒一粒

違うからこそ人の人生も誰一人同様ではないし、箱を開けただけでは見た目が違う

チョコレートが並んでいるというのは見た目も誰一人として同じ人間がいないのは

一目瞭然だし(見た目だけということにおいては双子は若干異なりますが)、それを

表しているのは分かりますが個々の内側や個性という味や人生の中身は食べてみない

と分からないと私は思っているので少し違う気がします。

最近ではルビーチョコレートとか色鮮やかなものもありますしね。塩キャラメルならぬ

岩塩がまぶしてあるチョコレート等もありますし。←余談ですが今年のバレンタインの

時に買いたかったのですが、既に完売していて買えなかったです。

‥見方が穿っていて素直じゃねーやつ、このキャッチコピーはそこまで言ってねーよ、

そこまで突っ込むなよ!ニュアンスで空気読め!と言われればそれまでですけど。。。

 

美味しいスイーツを発見して今までに味わったことのないお菓子を食べた時に

それでまで食べていたものは何だったんだ!と思うスイーツの概念を覆される

ことが度々あるのでチョコレート一つとっても深い!物凄く深い!と思うように

なり、かつ本当に見た目だけでは分からないのでつい熱く語ってしまいました。

 

フォレストは知能指数が低く、背骨が曲がっているため脚装具をつけないとまともに

歩けなかったため、学校の先生からも養護学校への入学を進められていたが、彼の

母親は普通の子供として育てるため、公立学校に通わせていた。ある日いじめられて

いたフォレストはいつも同じバスに乗って通っていた女の子ジェニーから「走って!

フォレスト」と言われたことによって脚装具を弾き飛ばして走り出してから誰も

追いつけない俊足という才能を開花させ、それから先は大学にも入学しアメフトでも

大活躍、全米代表にも選ばれる。もしからしたらサヴァン症候群なのかとも思いまし

たがその辺のことは詳しく知らないので割愛しますが、その後もベトナム戦争に赴き

仲間を助け表彰もされたり、ビジネスが上手くいったり、挙句ジェニーとの間に子供も

儲けるという彼の身に起こる全てが良い方向に進んでいることにも腑に落ちない私が

います。ジェニーとの間には一言で幸せだとは言えない部分もありますけど。

もしかしたら知能指数が低いがために良くも悪くも彼がポジティブシンキング故に

結果として彼にとってより良い人生になってそう描かれているだけなのかも

しれませんが。

 

そして、私が一番解せなかったのが、ジェニーと同棲中にいきなり、わけもなく

走りたくなり、ジェニーからもらったナイキのシューズを履いて走ってアメリカ横断を

繰り返すフォレストを見て、これって、知能指数が足りない人を揶揄していないか?

と真っ先に思ったんです。仮に知能指数が低い人が程度はさておき、知的障害者では

あるので、よく障害持ったお子さんの両親は「いくつになっても可愛い」と聞きますし

純粋ゆえまるで天使のような素直な心の持ち主なので一心不乱に走るという行為を

続けるのも分からなくもないですが、その描き方が障害を持った人を揶揄し過ぎた

表現にしか見えなかったので感動するどころが少し腹立たしさが湧きました。

映画上では食事も取らず、お風呂も入らず、髪も髭も伸ばしっぱなしでひたすら

走り続けるその姿が「何事にも頑張ってる人」というよりは、走ると決めたら走ること

しか彼の頭の中にはないって、走り続けながら食事をとるとかそんなことは現実的に

不可能だと思いますし、これってヒューマンドラマでファンタジーではないですよね?

純粋だから寝る間もなくひたすら走るなんてマラソン選手でも不可能ですし、体力的

にも人間のなせる業とも思えませんので、そのシーンが私というフィルターを

通して観ると正直表現しにくいですが、彼の誠実さや人との関わりあいの大切さ等は

私なりに分かる部分もあるのですが、とにかくあのマラソンのシーンはコメディタッチ

に描いたというよりは笑いものにしているようにしか見えなったので、何故世界で

こんなに称賛されているのか分からないというのが正直な感想です。 

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もしかしたら、私はトム・ハンクスさんが好きではないのかも、と最近思うように

なったというか気付きました。私の知る限り、悪役を演じていない俳優さんだと思って

いるので彼が演じたキャラはみんな「いい人」というイメージがあります。

私はヒーローもヒールも演じられる俳優さんが好みなのでそういう偏見を持って

しまったのかもしれませんので、もしトム・ハンクスが悪役を演じている映画が

あったら優しく教えてくれたら嬉しいです。

因みに、彼の一人芝居だった「キャスト・アウェー」だけは楽しめました(笑)

 

それではまた~(^^)/

映画「ブラインドネス」感想 見えない怖さと見える不幸、どちらがいいのだろうか?

2008年に公開されたパニック映画の「ブラインドネス」です。

ハリウッド映画ではありますが、今はやらかしてしまった伊勢谷友介さんや

木村佳乃さんが日本人キャストで出ていたので日本では割と話題にはなった

映画と思いますが、ジュリアン・ムーアさん主演の映画の感想です。

評価は普通といったところですが、私は嫌いではなかったです。

ネタバレありの感想になります。

 

 簡単なあらすじを。

ある日、日本人男性(伊勢谷友介)が突然目が見えなくなり、翌日眼科を訪れる。

原因が全く分からないのだが、診察した眼科医や、彼が眼科医を訪れた時に居合わせた

人たちも同じような症状に襲われその被害は拡大していき、政府もこれは深刻な

感染症だと判断し、感染したと思われる人々を隔離することに。だが眼科医の妻

ジュリアン・ムーア)だけは感染していないのだが、失明したかのように振舞い

夫と共に収容所に入るのであった。

しかし、収容所では衛生状態は悪く、食糧不足にも政府も非協力的なため、収容所の

中では法や秩序がなく、遂には食糧を奪い、金品がなくなると女性の体と交換と

いう独裁者が現れ様々な問題が起こるのだが、それに反発するジュリアン・ムーア

達だが…というお話です。

以下よりネタバレが入りますのでご注意を!

 

真っ先に思ったのが、独裁的になっている暴力的な男性が相手の場合、犠牲になるのは

必ずと言っていいほど女性で、男性はあまり役に立たない、と思ってしまいます。

男性の性的嗜好が女性の場合、比較的早い段階で生死と関わる大切な食糧との交換

条件で女性の体を差し出せと言われることが多いような気がします。それが男性の

本能だとも思いますし、そもそも独裁的で野蛮な人は自分のことしか考えないので

理性とかモラルなんて毛頭ないと思うので仕方がないのかな、とも思いますが。

その反面、こんな状況でも理性のある行動を取る紳士的な人もいるので、パニックに

陥った時こそ人間の本性が出るものなのかなと思いました。それでも食糧がないと

餓死してしまうので、女性たちも意を決して自分が犠牲になると申し出ます(木村佳乃

さんもその一人です)。もちろんそれに反対する夫(伊勢谷友介)もいますが、覚悟を

決めたら反対されてもブレない女性の強さを感じました。確かに私が夫の立場だったら

自分の子供のためとかならまだしも、良識のある仲間の食糧のために自分の妻の体を差

し出すことは頭では理解していても中々賛成は出来ないと思います。それでも誰かが

(数人が)犠牲にならなければならない状況で、女性からしたらどんな相手かも分から

ない相手に体を差し出すなんて夫が反対するよりもっと辛い決断をしているのですから

やっぱり女性って強いなと改めて思いました。それに比べてこの映画では男性は交渉

したり色々試みてはいましたが結局は独裁者の言うなりだったので本当に役に立たない

なーと男性には申し訳ないですけど思ってしまいました。

 

そのくせ、独裁者側の男性も失明はしていても女性の体を触って「こいつはババア」

だとか「こいつはまだ若い」だとかこの期に及んで触って品定めしてんじゃねーよ!

この野蛮人どもがっ!と怒りが沸きましたが、そういう輩には女性達からも最終的に

制裁が与えらえたのでよかったです。

 

そして、何より衝撃だったのが、ジュリアン・ムーアの眼科医でもある夫(マーク・

ラファロ)は自分の妻が失明をしていないことは知っています。故に失明している者の

気持ちは同じ症状のある者同士でないと分からないと失明している女性と関係を持って

しまいます。そして、その現場をジュリアン・ムーアも見てしまいます。ここは私も

キツいなーと思いました。夫は妻に見られていることに気付いていなかったのですが

相手の女性は気付いて謝っていましたけど、ジュリアン・ムーアはどちらも責めたり

していなかったので寛容な妻なのね、と思いましたけど、それ以前に突然原因不明の

失明に襲われて治るのかも分からない不安やストレスもあったのかもしれませんが

夫のためにと思って一緒に収容所に入ったのに、「これでは妻じゃなく介護されてる

ようなものだ」と言った挙句の浮気ですからね、それでも責めない妻の心境は私にも

分かりません。いや、寛容な妻ではなくて、数日で自分を取り巻く環境がまるで

変わってしまった世界で、もう自分の夫もまるで赤の他人のようにある種俯瞰して

いたのかもしれないとも思いました。ですがやはり夫婦である限り見えない方が

いいこともあると思った出来事でした。

 

最終的にこの収容所から出てここで仲間になった数人達がジュリアン・ムーア夫妻の

家に向かい、一夜明けたら徐々に目が見えるようになってきたところで終わります。

私としては、やはり収容所という狭い世界でもそこに政府や管理者といったリーダー

的な存在がいないと無秩序な世界の中でいち早く武器を持った人達の弱肉強食的な

社会が築かれてしまうんだなーと思ったのと、その中で見えるジュリアン・ムーア

どのような役割で動くのかが興味深かったのですが、この映画では失明した原因も

治る理由も明かされませんし、収容所での出来事もそこまで深掘りされなかったのが

あまり評価を得なかった一因なのかなと勝手に推測しましたけど、個人的には割と

好きです。(木村佳乃さんの演技もよくなかったという意見が多く見られました)

 

現在はU-NEXTさんで配信されています。

 

それではまた~(^^)/

映画「君が僕を見つけた日」感想 素敵なお話だとは思いますがそんなのありですか?

 

この映画は2003年にアメリカで出版された小説で、ベストセラー入りした小説

みたいです。因みに原題は「The Time Traveler's Wife」で、邦題も同じく「タイム

トラベラーズ ワイフ」だったらしいのですが、改題されたそうです。

改題されてよかった例だと思います。

2009年に公開されたこの映画、SFですがラブストーリーがメインだと思います。

私の大好きなタイムトラベルものなのですが、タイムトラベルというと色々な

矛盾を孕みますが、細かいところはまぁまぁということで観ていましたけれど。

この映画のレビュー等も見ましたが、割と評価が高い作品です。

 

この映画もネタバレありです!なしだと感想が書けないと思いましたので

ネタバレありです!

最初に少し大雑把なあらすじを書きますので、未見の方で私の拙いあらすじに

興味を持って頂いて観ようか~と思って頂いた方はあらすじのあとは読まないように

して下さいませ。 

 

未見の方で興味を持たれた方がもしいらしたらご覧になってみて下さい♪

現在、Amazonプライム(有料)、U-NEXTで配信されているようです。

 

Amazonプライムさんのリンクを貼っておきます。

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 かなり前に観たので細かいところは忘れてしまっているのでざっくりあらすじです。

自分がタイムトラベラー体質だと分かっているヘンリー。だが、タイムトラベルを

するタイミングも時間も場所も選べない。過去に行くときは彼の体以外は未来の物に

なるので過去に戻った瞬間、彼は裸だし、カップを手にしていたらカップも割れるか

消失している。6歳の時に交通事故で母を亡くしているヘンリーは何度か母を救おうと

試みるのだが過去は変えられないと悟る。青年になったヘンリーはクレアという女性と

出会い、恋に落ちるのだが、クレアに「私は6歳の時からあなたに恋をしていたの」と

告げられ、結ばれるのだが…というお話です。

ここから先はネタバレ入りますのでご注意を!

 

20歳のクレアと知り合ったヘンリーはクレアとは初対面でしたが、何故クレアは

幼い時から彼に恋をしていたのか。ヘンリーはクレアと付き合い始め、彼女が

6歳のときからつけていた日記を彼女の部屋で読んでしまいます。そこから自分の

意思では出来ないタイムトラベルですが、何故か度々6歳のクレアに会いに行って

いるんですね。タイムトラベルの矛盾やご都合主義というのは差し置いても、

6歳の少女の前にいきなり(全裸でも)それなりのルックスの青年が現れて、自分に

優しくしてくれたら大抵の少女はその男性に憧れるようになりませんか?

その1回ではなく、その後も何回も会っていたら少女も憧れが恋に変わるのは予想が

付きますし、それも自然な流れだとは思います。

ですが!これって光源氏教育ではないですか?まだ体も大人になっていないような

幼女のうちから紳士的に振舞っていたら「優しくてカッコいいお兄さん」という

イメージが刷り込まれ、突然森の中に現れる男性に自分だけが会っていたら、

まだ「白馬に乗った王子様が迎えに来てくれる」と信じている年頃でもあると思うので

特殊な出会い方も手伝って「これが運命の人」とか「私の王子様」と思ってしまっても

仕方がないと思いますし、そういう通常では経験しないようなことはずっと覚えている

のでティーンエイジャーだったり20前後で6歳の時に会った彼と変わらない姿の相手を

見たらそりゃ恋に落ちるに決まってるよ!と初っ端から思ってしまったので、その後も

しっかりお話はありますし、それはある意味始まりに過ぎないともいえますが、

それでも、あえてそうしたわけでなかったとしても考えれば分かると思うので

日記を読んだ時点で「何だかやり方が汚いなー」という感想になってしまいました。

 

いや、それ以外にも様々なエピソードがありますし、見どころもたくさんあります。

中でも驚いたのが、無事に二人は結婚するのですが、中々子供を授かれません。

妊娠はするのですが、お腹の中の赤ちゃんが消えてしまうという流産を繰り返します。

そこでヘンリーは自分のタイムトラベル体質がお腹の赤ちゃんにも遺伝していて

しまっているのではないか、もう子供は諦めようと考え、クレアにも相談もせず

パイプカットをします。そのことをクレアに告げ、もちろんクレアも怒るのですが、

な、なんと数日後にクレアの妊娠が発覚します。しかもお相手は過去からきた

ヘンリーでした。。。これ、どうなんでしょうね?私がクレアだったら「浮気じゃ

ないからいいでしょ、勝手にパイプカットしたのはそっちだし」と思うのですが

男性ならどう思うのでしょうか?妻が過去の自分と寝るって。自分であることには

変わりはないので「浮気」とは違うと思いますけど、どうなんでしょう?是非

ご意見があればコメントで優しく教えてください♪因みに夫に聞いたら「許せなくは

ないが複雑」と言っていました。というか、過去の自分が未来にやってきて妻と

そうなってしまった記憶がないことも不思議でしたがそこは突っ込んだらいけない

ところなんでしょう(笑)

 

なので、タイムトラベルにおける矛盾や整合性等は一旦置いといて、

純粋にラブストーリーとしては素敵なお話だと思いましたが他にも素敵な

ラブストーリーはあると思いました。すぐには挙げられませんけど。。

 

それではまた~(^^)/

映画「ディープ・インパクト」感想 生死を分ける線引きとは?

 「アルマゲドン」を書いたのでよく比較されるこちらも書くことにしました。

1998年に公開されたミミ・レダー監督のこちらは隕石ではなく彗星が地球に

衝突するよ、さぁどうする?という映画。

実はこの手の映画は以前にも書いた「アルマゲドン」もあるし「インディペンデンス・

デイ」も似たような話ではあるので観る気はしなかったのだけれど、当時ご主人の

仕事の関係でアメリカに住んでいた友人から「この間これを映画館で観たんだけど

当たり前だけど日本語字幕がないからよく分からない部分もあって、日本で公開

されたら自分の理解で合っているか確認して欲しい」とストーリーの全文が書かれた

メールが送られてきたので「おいおい、ネタバレしてないかい?」と思いながら

確認のために観たのですが、「大丈夫、合ってたよー!」と返信しました。

はい、思いっきりネタバレ全開でした(笑)

ということで今回も有名な映画ですし、ストーリーに触れないと書けない感想なので

ネタバレありです!

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早速ですがあらすじは省き、いきなり感想から入りますが、タイトルにも書いちゃい

ましたけど、私がこの映画を観て何か釈然としなかったのがここだったんですよね。

アメリカの人口が約3億2千万超に対して国が建設していたシェルターというか地下

都市のような避難所の収容人数が約100万人ってもう宝くじに当たるのと同じ確率

くらいの人しか生き延びることが出来ないって、とりあえずその時の要人や有識者

簡単に言えばお偉いさんにはその避難所に入れる特権が与えられて、他は50歳以下で

抽選みたいになるんだけど、これ高齢化している日本に当てはめたらほぼ「諦めて

下さい」状態ですよね?いや、それでも先の長い若い人から避難所へとういうのなら

私は素直に譲ります。でもよく耳にする「上級国民」だとか「忖度」が当たり前の

ようにある現代の日本(日本の人口は約1億2千万超ですが)で100万人のキャパのうち、

そういったお上の事情で犠牲になる若者が増えるのだとしたら、そんな避難所が

本当に必要?と思ってしまいます。

 

人類の危機の事情は異なりますが、世紀末的な世界のTWDのような世界を観ていても

例えばそれが50人や100人といった比較的小規模なコミュニティーでさえ、秩序と

倫理は必要だと思いますし、個々を纏める人も当然必要です。なので、経験や見識と

いった観点からも全員が若ければいいとも思ってはおりませんが、高齢の有識者

必要最低限で、彼らのアドバイスを元にあとは若い人たちで新しい社会を作っていけば

いいと思う私は間違っているのでしょうか?

かと言って、世の中にには様々な人がいるので無作為に誰でもいいかというと一概には

そう思えないケースもありますので難しいのですが、この映画では避難所に入れる

権利を得た50歳以上の人たちはどうやって選ばれたのか、そこに「忖度」はないのか、

こんな非常時に議論する時間なんてないとは思うけれど、タイタニックでもあった

、一部の特権階級の人たちがお金や地位に物言わせてということがないのかが

非常に気になります。建設途中だったとしても避難所を作っていたということは人類の

危機に備えてはいたということなので、そういった事からもある程度基準が出来ていたの

だとしたら、その最終的な生死を分ける基準がどうなっているのかがとても気になり

ます。きっと誰もが賛同できる条件ではないとは思いますがそれでも理由を知った時に

「そうか、そうだよね」と思う条件であって欲しいと願う私です。

 

恐らく、私が勝手に気になっている上記のようなことをストーリーのメインにしたら

映画としては面白くないと思います。クリントイーストウッド監督のような問題提起

の映画でもないですし。人類滅亡の危機のお話ですしね。ただ人類滅亡ではないですが

人の命を選ぶという点で映画「わたしを離さないで」や「私の中のあなた」にも通じる

倫理観の在り方について考えるきっかけにはなるのではないかと思いました。

 

最初は友人の英語力を確認するような話だったのに、何だか難しい話にしてしまった

ので、私の頭の回転も限界に達しそうなので(達しました)この辺にします(笑)

というか、この映画も宇宙飛行士さんの犠牲によって地球の滅亡が避けられたので

避難所に行かなくても高台に登ってたらよかったじゃん?と言いたかっただけ

なんですけどね(笑)

それと、ニュースアンカーだったジェニー(ティア・レオーニ、顔が本当に好みだわ)

が同僚(ERで医師のウィーバー先生を演じてらしたローラ・イネス)に避難権を譲って

仲違いしていたお父さんと共に最後を迎えるところにまた涙していました…

そしてイライジャ・ウッドを見ると小池徹平くんを思い出します。

 

それではまた~(^^)/ 

映画「マイノリティ・リポート」感想 トム・クルーズの映画では一番好き

 トム・クルーズと言えば映画「ミッションインポッシブル」シリーズも

好きなのですが、ストーリーよりアクションばかりが目立っている印象なので

アクションもあるけどストーリーもしっかりある2002年に公開されたこの映画

マイノリティ・リポート」が私は一番好きです。スピルバーグ監督ですし。

別にスピルバーグ監督が好きなわけではありませんが。

因みにこの記事を書こうと思って初めて知ったのですがこの原作、フィリップ・

K・ディックだったんですね!今更~ですが。彼の短編小説の「地図にない町」は

好きでした。映画「ブレード・ランナー」の原作の「電気羊は夢を見るか」は

例によって途中で挫折しました。

 

毎回スタントなしのアクションは本当に凄いと思いますし、映画「マグノリア」では

変なカルトの教祖様を演じていた時はアクション以外でも演技出来るのね!と

思いましたが(決して貶しているつもりはないです)、それでもアクションのない

彼の映画はあまり記憶に残らないのでアクションがある映画の方が好きです。

宇宙戦争だけは除きます)

細かいところは忘れているのでネタバレなしです。

マイノリティ・リポート [Blu-ray]

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  • 発売日: 2013/11/22
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 ざっくりあらすじは、

プリコグと呼ばれる予知能力を持った三人が犯罪を予知し、その犯罪予知システムに

よって殺人発生を未然に防いでいた。ある日、6年前に息子を誘拐殺害された刑事の

ジョン(トム・クルーズ)は息子を失ったトラウマから仕事に執着し、苦しみを

紛らわせるために薬にも手をだしていたが、ある日プリコグの一人であるアガサから

自分が殺人を犯す予知夢を見させられる。その謎を解明するためにアガサを連れ出し

自分が引き起こすかもしれない事件を防ぐことと何故彼女がそんな予知夢を見たのか

という謎を探るというお話。

 

アガサと言えばサマンサ・モートンさんですが、私が直近で彼女を観たのは

TWDのアルファ役でした。アルファを観た時はさっぱり気が付きませんでした。

メイクのせいもあるかと思いますが、どっちもスキンヘッドなんですけど、やはり

時間は残酷です。お顔がというより、アガサの時は一人で立てるのか?と思う程体が

細かったのに対し、TWDではかなりどっぷりされていたので役作りをされていたのかも

しれませんがあまりの変わりようにすっかりストーリーは忘れてしまいました

けれど、この映画で最も印象深かったシーンはトム・クルーズが犯罪予防局に侵入する

ために闇医者で他人の眼球を移植するシーンは衝撃的でした。手術後にお腹が空いて

冷蔵庫を開けたら蛆がわいているサンドウィッチで「うぇ」となったのと犯罪者を

捜すためのゴキブリというか蜘蛛のような形をした大量のマシンに追われるシーンも

見つからないでと思う反面、とにかく大量のGが動いているように見えたシーンも

気持ち悪くて印象的でした。

 

ストーリーは予想より私には難しく、最後まで読めなかったですし、意外性もあった

のが楽しめたポイントです。彼の映画では他にもオブリビオンだとかオール・ユー・

ニード・イズ・キル等も好きですが、やはりこのマイノリティ・リポートが一番

好きです。

未見の方がいらしたらおススメしておきます♪

因みにバニラ・スカイはオリジナルを観ることをおススメしておきます。

 

アガサ↓(2002年前後のサマンサさん)

能力者”の存在によって、犯罪率が0%になった近未来... 【マイノリティ・リポート】【映画あらすじ紹介】 - YouTube

 

 

TWDのアルファ↓(2018年頃のサマンサさん)

アルファ – ウォーキングデッド登場人物・キャスト紹介

 

それではまた~(^^)/

映画「アルマゲドン」感想 感動した。泣けた。だが笑われた。。。

今回も有名なマイケル・ベイ監督、脚本にJ.J・エイブラムス、製作にジェリー・

ブラッカイマーと豪華な製作陣が手掛け1998年に公開されたSF映画アルマゲドン」の感想です。

それに「泣ける」「感動」する映画のランキングの上位に入ってますしね!

ジェリー・ブラッカイマーさんと言えば私にとってはすっかりドラマ「CSI」シリーズ

の人になっていますが。JJ・エイブラムスさんもとんでもドラマになった「ロスト」と

「パーソン・オブ・インタレスト」のイメージが今となっては強いですが。

 

有名な映画なのでいつもの如くネタバレありで、かつあらすじは省略しますが

少しあらすじの説明をしつつ感想を書いて行こうと思いますので未見で

観ようと思っている方はネタバレ平気だよ、むしろ知ってから観たいという方以外は

ここで読むのを中断して下さいませ。

 

 

実はこの映画はゴッドファーザーに並ぶ私の泣ける映画なのですが、この映画の

感想を言うと夫は「SFは実現される可能性が科学的に根拠があるものだ」と言い張り、

「石油採削工が宇宙飛行士になるなんてありえねー!しかもロマンがない!」と

言って感動して泣いた私を見てを大爆笑したのでそこから宇宙を舞台としたSF映画

対してのコンプレックスに拍車がかかってしまったのである。

だが!「地球に隕石がぶつかることは現実的にあり得ることだし、それを阻止する

ために石油採削工が宇宙飛行士になるってロマンがあるじゃん!宇宙飛行士が石油

採削工になることだってある得るし!今世の中のアルマゲドン好きを敵に回した

よ!」と反論したら「それもそうだな。。。」と笑いながら渋々頷いたので内心

「やったぜ!フッ」と思いましたわ。

 

大体お分かりかと思いますが、やはり最後のパパと娘の別れのシーンで泣きました。

だってパパはパパで「娘を頼んだぞ!」と娘との交際を反対していた自分の部下の

ベン・アフレックに告げ彼を地球に帰還させ、最後の手段で自爆をするところも

もう号泣。しかも人類を地球の滅亡の危機から救ったんですから、彼は。

私からすればここに感動しないなんて「なんて冷たい人なの⁉」と思いましたけど。

 

宇宙に旅立つ前につかの間の休暇をもらえた彼らはそれぞれ家族だったり好きな

人と共に過ごすのですが、ベン・アフレックリブ・タイラーがピクニックをして

動物ビスケットでラブラブするシーンがあるのですが、食べ物で遊ぶな!と思い

ましたが、それを言うと出来ない人の妬みと思われそうだったので黙っていましたが

ちょっとやってみたいと思ったギリギリ若かった私です。。。

 

ブルース・ウィリスを囲む脇役の俳優さん達も個性的な演技でとても魅力がありましたけど。

そこじゃないのかなぁ?

 

とにかく私には泣ける感動する映画でしたが、アカデミー賞にノミネートされたのが

音楽やエアロスミスの主題歌だけだったのはそういうことだったのでしょうか?

レビュー等を見ると私のような意見の方もいれば当然真逆の方もいらっしゃるので

好きとそうでもないがはっきり分かれる映画なのかなと思いました。

 

因みにあの主題歌は好きです。

この曲です↓ いつ観てもスティーヴン・タイラーの口が大きくて実際に

お会いしたら食べられるんじゃないかと思ったりしますが、彼はハンニバルさんでは

ありませんしね。お口が大きい方がボーカルさんには有利みたいですし。


Aerosmith - I Don't Want to Miss a Thing (Official HD Video)

 

それではまた~(^^)/

映画「2001年宇宙の旅」感想 映像は凄いと思うけど正直何だかよく分からいけど機械は怖いというのは分かった

 今回は私は手を出してはいけないと思った、モノ申してはいけないと

思った名作で、アーサー・C・クラークさん原作で、1968年に公開された

あのスタンリー・キューブリック監督の映画「2001年宇宙の旅」の感想です。

有名なのでもちろんネタバレありです。

 

実はこれを記事にすることを大変躊躇していました。その理由として、

キューブリック監督の映画を挙げるといかにも「映画通そう」と思われそうだと

思うのとSF(特に宇宙もの)の映画の話をすることに無知なこともあって

コンプレックスがあるからです。

でも、自分のブログだし、好きでやっていることなので好きに書いてもいいよね?

と思ったので書くことにしました。

 

映画化されていない続編の小説「3001年終局への旅」のお話にも触れますので

これから読むから!何も知りたくない!という方はここでストップして下さい。

 

2001年宇宙の旅 (字幕版)

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 ここからネタバレが入ります。

 

あらすじも有名すぎて書くまでもないと思いますが、一応書きます。

私の言葉で簡単に説明させて頂くと、現実として2001年はすっかり過ぎてしまった

し、現在でも人類は月面には立てても住むことは不可能ですが、この小説が書かれた

時のアーサーさんの予想では2001年には月に人類が居住可能だとされた世界で、

今ではエヴァンゲリオンでもすっかり有名になったモノリス(実態は未だ不明です)

木星に強力な信号を放ったため、それを調べるために宇宙船を飛ばしたら、搭載

していたAI「HAL」が暴走しちゃったよ、乗組員達も宇宙船から締め出されたり

閉じ込められちゃったりしっちゃったよ!おい!というお話です。

 

この映画を観て、一番最初の感想は「あ、カップヌードルのCM」と思った私の年は

またバレバレだけどもういいです(笑)音楽も映像も皆さん一度は目にしているのでは

ないかと思います。実はこの映画を観る前に小説を読もうとしました。というのも

読み始めてすぐ、想像力が乏しすぎる私は文字だけでは「モノリス」なるものが

どんな物体なのか全く想像が出来なかったので早々に読むのを諦めるという経緯が

あったので、あの小説からあの時代に宇宙を描いたキューブリック監督ってとんでも

なく凄い人だと漠然と思いましたし、映像も綺麗だし、宇宙とか宇宙船とかAIという

ものが具体的に絵で分かるようになったのはこの映画のおかげと言っても過言では

ないと思います。ですが、「絵」を理解しても現代のようにまだ人工知能であるAIと

いうものの存在が正直理解出来ていなかったです、私は。さすがにパソコンはあり

ましたが、現在のスマホ(あの可愛らしいSiriちゃんとかですね)のようなものでは

なく、そんなに身近でもなかったので、自ら喋るコンピューターが気持ち悪かった

という印象で、暴走を始めた時は「早くぶっ壊しちゃえ!」と思ったくらいの感想

しかなかったので、熱く語れる感想は持てなかったのです。

 

ですが、HALのおかげ?でその時から「機械は信用してはいけない」と私の中に

すっかり刷り込まれたため、車の免許を取る時もマニュアル車を選び(取得後は

AT車しか運転してませんけど)、スマホもいつ何時予兆もなく壊れるか分からないので

今現在もテレホンカードを持ち歩いています(10円玉を持ってればいいじゃんと思う

かもしれないですが、電子マネー決済も多くなった今、10円玉を多く持ち歩くのも

お財布が無駄に膨らむのも嫌なので)。そして理由は知りませんがSONY信者の夫の

おかげでSONYタイマーというものを知ってからは尚更「機械は信用するな」心に火が

つき、時代と逆行してももういいと最近は振り切れています。そういう意味で私に

とってもある種の大きな影響を与えた映画でもあるのですが、それ以上でもそれ以下

でもありません(笑)

 

いやだって、HALの異常を感じた船長と乗組員の会話を唇の動きから読み取って

殺害したり、生命維持装置は止めちゃうし、船長は宇宙船から締め出しちゃうって

恐怖以外の何物でもないと思わないですか?映像は何だかとってもロマンのある

ような感じがしますけど、スケールは大きいですけど、私にとっては綺麗というより

恐怖の方が強く感じた映画だったので「面白い映画」とか「いい映画」って言われても

私にはそれで済まされる映画とは思えなくて、でもそれを言ったら「何言ってんの?

分かってないなー」と言われそうで言えなかったというのが正直な感想です。

 

はぁ、やっとここで言えました。

 

そして、あの投げ出されたポッドが頭の片隅でずっと気になってはいたのですが、

ある日、ふと「3001年終局への旅」の小説があったので手に取って読み始めたら

意外と読みやすかったので読んでいたら、あのポッドが救出されていて、遺体を

生き返らせるところから始まったのでよく分からないなりに安心して、小説も最後

まで読んだのですが私はとりあえずモノリスについて以外は全部すっきりしたの

ですが、その終わり方に関してはここでは言及しませんがレビュー等を見ると不評の

方が多いです。

 

ということで、もし私と同じような気持ちを感じた方いらしたら教えてください。

いや、それ以外でもよかったら優しく教えてください。

 

それではまた~(^^)/

 

映画「わたしを離さないで」感想 やっぱりこういう話はフィクションがいい

 実はこちらの映画の感想を書こうと思って前回は映画「私の中のあなた」の

感想を書きました。それに比べるとこちらはSFなので全く違うと言えば違いますが、

似てると言えば似ているということと割と前述のお話とセットで話すことが多いので

予め「私の中のあなた」を書いておきました。

 

こちらはカズオ・イシグロ氏がノーベル文学賞を受賞して有名になりましたよね。

その前から有名だったみたいですけど。というのも、私はあまりSFが得意ではなく、

恥ずかしながらこの小説を知るまで存じ上げませんでした、カズオ・イシグロさんを。

ですが彼の小説「日の名残り」の映画は昔に観てました。アンソニー・ホプキンスさん

が主演で老執事の生涯の話で殆ど記憶にありませんが、ハンニバルさんに化けないか

ドキドキしてましたが大丈夫でした。というか途中で寝てしまいました。

 

村上春樹さんの作品も得意ではないのですがノーベル文学賞は受賞して欲しいです。

 

この小説を知ったのは日本でドラマ化されるのもちろん、その前に既にハリウッドで

映画化されていましたし、それ以前より家にありました、この小説。

SF好きの夫がこの小説を購入したらしいのですが、ネットとテレビ以外の活字を

読まないので何故小説を購入したのか謎で(そういう本がたくさんあります、俗に

言うコレクションマニアってやつでしょうか?所有したら満足ってやつ)、その上

タイトルが「わたしを離さないで」となっていたので勝手に恋愛小説?ん?え?と

思って暫く私も放置していましたが、読まないなら処分するよー、てか何?これ?

と聞いたら「知らないの?SFだから、それ」と言われ「はい?」と思って読んだのが

始まりでした。ですが、私、あまり読書はしていませんがその中でもふと気付いた

ことがありまして、やはり原文で読めたら一番良いのでしょうが私には無理なので

翻訳者にもよるんでしょうが、翻訳されていても元が外国語で書かれた文章って

元が日本語の本や小説より何だか読みにくく感じます。私だけかな?

なので得意の途中で放棄をし、数年後にハリウッドで映画化されたのを知ったので

そちらで観ることにしました。

ここから映画の感想になります。ノーベル文学賞を受賞されているので有名だと

思うのでネタバレありで書きます。サスペンスやミステリー、スリラーでもない

ですし、この映画はネタバレありでもあまり差し支えないかなと勝手に判断しました。

何も知りたくない方はここでストップして下さい。

 

小説は2005年に発表、日本語版は2006年に出版され、映画は2010年に公開です。

因みに日本のドラマは2016年に放送されています。

ストーリー以外のことをあまり調べずに観たので、途中までキーラ・ナイトレイ

出てることに気付きませんでした、好きな顔なのに。 

 

ざっくりあらすじは 1970年末から1990年末にかけて、臓器提供のためにクローンを

作ることが許された世界でお金持ちが依頼し作られたクローンたちの一生のお話。

臓器提供が可能になる年齢までは自分がクローンであることは知らず(それらしい

ことは先生の口から彼らへ伝えられているのですがこの時点ではまだ漠然としか捉えて

いなかったと思います)特別な施設で育ち、社会に出てから彼らを待つ運命を彼ら自身

も知ることになり、それで人生を終えるまでの彼らの生涯の物語です。

 

ありきたりな言葉ですが、一言でいうならとても悲しいお話です。クローンとはいえ

自分の宿命に抗わず生きる様は、普段からくだらないことで不満や文句を言ったり

する自分や、クローンを作って長生きしようと自分のエゴを満たすことしか考えない

一部の人たちはなんて我儘な人間なのかと思い知らされると共に、病気になったのは

仕方がないにせよ、とてもデリケートな問題でもあるので何とも言い難いですが

病気も可能な範囲で受け入れて生きるのが人間のなのかも?とも思います。

 

彼らの中には「介護人」という職につくケースもあります。この「介護人」とは

依頼主に臓器提供が必要になった時、当然クローンである彼らを介護する人が必要に

なるのでその彼らの世話をする「介護人」なのですが、そんな介護人の彼らにも

最後の時が来ます。その時に主人公のキャシーが放った台詞にある、

 

「私達の人生は、私達が救った人々の人生と比べてそんなに違うのだろうか(略」

 

この言葉が突き刺さりました。観てる側は早々に彼らが臓器提供のためのクローン

だと分かりますが、彼らの人生を映画を通して見ているとどこにでもいる同じ年代の

若者と何ら変わりません。友人と遊んだり、恋をしたり、喧嘩もしたり。。。

彼らはクローンですが、ただの肉体ではありません。それぞれ性格も意思も個性等

他の人間と変わらないんです、臓器を提供しなければならないということ以外は。

故に寿命が100歳と言われる人間より極端に短い寿命以外は。

成長していく過程で自分が何のために存在するのかを知り、それを受け入れて

生きていく、人生を全うする純粋でもある彼らが悲しすぎます。

クローンと人間と何が違うのか、現代の科学でも遺伝子が同じな以上明確な区別は

不可能ですよね?間違っていたら優しく教えてください。

だから現代でもクローンを作る技術はあっても作ることを禁じられているんですよね?

(一部そういった倫理的な部分や決め事を無視して作った例もあるみたいですが)

 

これは冒頭でも述べたあくまでも「SF」なのでこの話はこれでいいと思えるし、

今後どうなるか分からないクローン技術について考えるきっかけにもなる映画

だと思いました。この映画に出てくるクローンの彼らがとても純粋なので(そう

教育されていたとしても)悲しいと思うのかもしれませんが。もしこのクローン達が

生意気で憎たらしくて犯罪を犯すような存在だったら「どうぞどうぞ」と思うのか

も分かりませんが。

SFでありながらヒューマンドラマでもあると思うので未見で興味を持たれた方が

いらしたら是非ご覧になってみて下さい♪

 

わたしを離さないで [AmazonDVDコレクション]

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 現在映画の方はU-NEXT(観放題)、dtv、Amazonプライム(有料)で

配信されています。

Amazonプライムさんのリンクです↓ 

 Amazon.co.jp: わたしを離さないで (字幕版)を観る | Prime Video

 

日本のドラマも当時はリアタイで観ていましたが、日本版にアレンジはされていますが

概ねストーリーはそんなに違いはないと思います。若干そんな部分あったっけ?と

思ったところもありましたが、大筋は映画と変わっていなかったと思います。

個人的には映画の雰囲気の方が好きです。

小説の原題が「Never let me go」なので映画の方がタイトルの意味も含めて

しっくりくる気がします。

日本のドラマでもこのタイトルについてはしっかり描かれていたと思います

(「わたしを離さないで」の意味というより「Never let me go」という言葉の

使われ方と言った方がいいのかもしれません)。

三浦春馬さんが出演されていて好演されていました。

日本のドラマの方はAmazonプライム、Hulu、パラビ、U-NEXT等割と

多くの動画配信サービスで提供されています。

 

 

それではまた~(^^)/